塾で「◯◯校対策」のような冠がついた志望校別の対策講座を受けている子も安心はできないと安浪先生は言います。

「冠がついた特訓講座は、難しすぎてついていけない子も多いです。また、塾では問題の最後まで解説すると思いますが、実際の本番では最後まで解けなくていい場合も多いのです。特に入試問題後半の大問は(1)、(2)まで解いて十分合格圏内に届くのであれば、無理に最後まで解けなくてもいいのです。その分、頻出分野の対策をしっかりすべきです」

 安浪先生の著書『中学受験最短合格ノート』(朝日新聞出版)では、算数の全単元表が、具体的な内容例とともに掲載してあるので、志望校の頻出分野をチェックするのにぴったり。算数のほかにも、国、理、社4教科の単元表がついています。志望校対策に役立ててください。