まず「大まかでもいいから日々の収支を確認したい」という人には、「支出管理タイプ」がおススメだ。

　利用には個人情報などのユーザー登録は不要で、日・月単位での集計や費目別の管理など、最低限の機能は備える。「銀行口座やクレカ番号など個人情報を登録したくない」という人には向いているアプリと言えるだろう。

　ただし、レシートの自動読み取り機能は付加されていないので、支出の内容は自分ですべて入力する必要がある。

　銀行・カード会社などとの自動連携機能はないので、高度な資産管理をしたい人には向いていない。

　このカテゴリーに属するアプリには「家計簿　カケイ」「家計簿おとなのおこづかい帳」「カナヘイ家計簿」「らくな家計簿」が該当する。

　さらに一歩進んで「本格的な家計管理をしたい」という人に向いているのが「家計管理タイプ」だ。支出管理タイプと同様に、ユーザー登録は基本的には不要だ。さらにうれしいことに、レシートの自動読み取り機能が付いている。「手入力の手間が省ける」と主婦には人気だという。

　といってもレシートの読み取り機能では、アプリによって使い勝手や読み取りの精度にバラつきがあるようだ。実際に複数のアプリをダウンロードして使ってみて、そのうえで自分に合ったものを選ぶといいかもしれない。

　このタイプに属するアプリには、「家計簿　おカネレコ」「レシーピ！」「毎日家計簿」などがある。購入食材を分析してレシピを提案してくれるなど、ユニークな機能を備えるものも。

　そして、「がっちりと家計管理、資産運用管理をしたい」という人に向いているのが、「総合管理タイプ」のアプリだ。これらは、キャッシュレス化に積極的に取り組む場合に極めて有効だ。

　最も大きな特徴は、銀行やクレカ、電子マネー、ネットショッピング、マイル、証券会社をはじめ複数の金融関連サービスとデータ連携し、入出金や利用の履歴などが自動的に家計簿に反映される点だ。

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