本当はメンバーがサプライズ登場してくれたらいいんですけど、無理だし。でも、G-DRAGON(GD)さんにお願いしてみましょうかね。「先輩、お願いがあるんですけど」「なんだ」「僕のツアーにスペシャルゲストで来てください」「お前、バカか」。まあ、こうなりますね。

──ソロライブでは、どんなメッセージボードが欲しいですか。

 そうですね……。僕のファンは頭がいいから、僕が前に立つときは「V.I」ってメッセージボードを掲げているんですが、GDさんが来ると、ひっくり返して「GD」って(笑)。裏と表と僕の名前が書いてあればいいです。

──ライブではMCを担当していますが、日本語がお上手です。

 言葉は大事ですよね。たとえば、BIGBANGのコンサートにGDさんを見に来たとしても、MCではしゃべる人を見るでしょ? そうすると、「誰、あの人?」と僕を見て乗り換えるファンもいるわけです、きっと。今までに2人くらいはいたんじゃないかな(笑)。

 ステージを降りてメンバーといるときは、僕は静かですよ。実はGDさんも、T・O・Pさんも、すごくしゃべるし、おもしろい。日本語もできる。でもステージでは黙っている。それがまたかっこいい。僕はいっぱいしゃべって、笑わせて、「うるさい」。GDさんはしゃべらないで、たまに「日本語、分からない」とかいうだけで「かわいい」。ずるいですよ(笑)。

──最近、V.Iさんは関西弁もマスターしてますが……。

 それは、(明石家)さんまさんのテレビのロケで和歌山県に行ったときのことです。僕はそこで白魚を食べました。生で、ポン酢をつけて。その時からです、関西弁になったのは。まるでスパイダーマンが蜘蛛に噛まれてからスパイダーマンになったように、僕は白魚を食べたときから関西弁に……って、なんでやねん!

──(気を取り直して)韓国でデビューしてから12年。今までで一番嬉しかったことは?

 う~ん……。D-LITEさんが大きなビルを買った瞬間ですかね。1階にはカフェが入っていて。いやあ先輩、大成功したなって(笑)。僕たち、このビルの前を通るたびにメールを送るんです。「お前のビルの前だけど、通っていいかな」って。そうしたら「全然いいですよ~! そんなこと聞かないでください!」とか返事が来るんですけど。みんなでいじるんです。「お前のカフェでコーヒー買ったよ」とか(笑)。

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