フリーランス活用で社内に新風 人事のプロが老舗企業で起こした「革命」 (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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フリーランス活用で社内に新風 人事のプロが老舗企業で起こした「革命」

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市岡ひかりAERA#働き方
体臭を数値化し、スマホに表示できる「クンクンボディ」を開発したコニカミノルタの甲田大介さん。社員2人、2年という短期間で開発した(撮影/編集部・市岡ひかり)

体臭を数値化し、スマホに表示できる「クンクンボディ」を開発したコニカミノルタの甲田大介さん。社員2人、2年という短期間で開発した(撮影/編集部・市岡ひかり)

広がる!フリーランスのマッチングサービス(AERA 2018年7月2日豪より)

広がる!フリーランスのマッチングサービス(AERA 2018年7月2日豪より)

 深刻な人手不足からフリーランスの外部人材を活用する動きが活発化。老舗企業や大手企業にもその波は及んでおり、変革をもたらしている。

【画像】職人系、クリエイティブ系…広がる!フリーランスのマッチングサービスとは

 老舗企業にも外部人材の活用で新風が吹き始めている。創業70年を超える老舗時計卸売りの栄光ホールディングス(大阪市中央区)だ。14年からプロ人材のマッチングサービス「Waris」を通じて広報などのプロを活用している。昨今、職人、ビジネス、クリエイティブ領域などマッチングサービスは拡大し、裾野を広げている。

 総務人事部の天野裕光さんは当初、コンサルタントと社員との調整役になり、かえって業務量が増えてしまったことがある。

「どんどん社内に入ってきてくれる人とは仕事がしやすい。こちらも、社員と同等の意識で、突っ込んだ話もするようにしています」(天野さん)

 現在、同社では、人事のプロである臼井令子さんと契約し、人事制度の抜本的な見直しに取り組んでいる。一歩間違えば、社内のうるさ型から反発を買いかねない。だからこそ「保守的な役員からはこんな意見が出そうだから事前に説明してほしい」「この人には少し強めに話して」といった、社員の気質や社風も臼井さんに伝えるように。

 臼井さんも自分が社員の「ハブ役」になれるよう意識している。例えば、全社員に自分の連絡先を公開し、「何かあればすぐ連絡をください」と伝えている。さらに「上から目線」に思われないよう、言葉選びも慎重になる。臼井さんは言う。
「老舗企業なので、カタカナ用語は使わないようにしたり、受け入れられやすい言葉を選んで使っています。あとは、親しみを持ってもらえるようにプライベートの話もしますね。主に、夫の愚痴ですけど(笑)」

 天野さんは、臼井さんによって、社内の変化を感じている。これまでも評価制度の導入や賃金体系の改定など、時代の変化に即した改革を地道に試みてきた。しかし、なかなか社員に納得してもらえなかったという。


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