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ジェーン・スー「適度な記憶喪失になっておく必要がある」のはなぜか?

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ジェーン・スー/1973年、東京生まれ東京育ち。作詞家、ラジオパーソナリティー、コラムニストとして活躍中 (c)朝日新聞社

ジェーン・スー/1973年、東京生まれ東京育ち。作詞家、ラジオパーソナリティー、コラムニストとして活躍中 (c)朝日新聞社

2017年11月28日開催「ワーキングウーマンのための“新ライフマネジメント論”」イベントには200人超が集まった

2017年11月28日開催「ワーキングウーマンのための“新ライフマネジメント論”」イベントには200人超が集まった

 2017年11月28日に東京・日本橋にて、働く女性を応援するAERA(朝日新聞出版)のプロジェクト「ワーキングウーマンのための“新ライフマネジメント論”」が開催された。参加してくれたのは、20代~60代の女性約200名。AERAでもコラムを連載中のジェーン・スーが「人生は臨機応変!!」について講演した。

【写真】講演の様子はこちら

*  *  *
 AERAで『先日、お目に掛かりまして』という連載をやっていますが、その前の連載タイトルは『今夜もカネで解決だ』でした。テーマは、「疲れた時に誰も癒してくれないんだったら、自分でカネで慰めよう」だったんですね。

 「結婚してる/してない、仕事してる/してない、子供いる/いない」と、2×2×2で最低でも8パターンあるんですよ。さらに介護がある。介護も、自分の親の介護と、伴侶の方の親の介護とある。すべてうまくやれるわけがないじゃないですか。しかも、隣の芝生は青いのか緑なのか黄色なのかも分からない。なぜなら、ひとりひとりの置かれている状況があまりにも違うからです。事態はどんどん変わっていって、ロールモデルなんていやしない。今回は、『リソースは有限 未来は不確定 だから臨機応変に』というテーマでお話をしたいと思います。

 時間は有限ですよね。1日は24時間で、睡眠にはショートスリーパー/ロングスリーパーがありますけど、パフォーマンス時間の差はそこまでないと思うんです。

 体力に自信があるという方はこの中でいらっしゃいますか? 私は先日、「これが老化か」とびっくりしたことがあったんです。これまで言っていた老けとか、しわとか、背中の肉がって言うのは寝言の範疇でしたね。40代半ばになりましたら、「やる気はあるのに目が閉店」が始まったんです。焦点があわなくなり、頭痛になり、涙でにじんでもいないのに画面がにじんで見える状態が、いつも夕方6時半くらいにきちゃうんです。まるで定時退社じゃないですか。


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