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小島慶子「小林麻央さんを偲ぶ―― なぜ彼女の言葉は多くの人に届いたのか」

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小島慶子AERA#小島慶子

小島慶子(こじま・けいこ)/タレント、エッセイスト。1972年生まれ。家族のいるオーストラリアと日本との往復の日々。オーストラリア行きを決断した顛末を語った新刊『これからの家族の話をしよう~わたしの場合』(海竜社)が発売中

小島慶子(こじま・けいこ)/タレント、エッセイスト。1972年生まれ。家族のいるオーストラリアと日本との往復の日々。オーストラリア行きを決断した顛末を語った新刊『これからの家族の話をしよう~わたしの場合』(海竜社)が発売中

 タレントでエッセイストの小島慶子さんが「AERA」で連載する「幸複のススメ!」をお届けします。多くの原稿を抱え、夫と息子たちが住むオーストラリアと、仕事のある日本とを往復する小島さん。日々の暮らしの中から生まれる思いを綴ります。

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 ちょうど自分がブログを始めた時期でもあったので、小林麻央さんのブログは最初から欠かさず読んでいました。私は結局更新が重荷になってすぐにやめてしまったのですが、体調の悪い時にも更新を続ける麻央さんの思いの強さに一読者として胸を打たれました。率直な思いを綴った文面からは、お茶目で誠実で、強い意志を持った一人の女性の生き生きとした素顔が伝わってきました。ある時は病室のトイレットペーパーを手の込んだいろんな形に折ってみたり、ウィッグで家族や読者をびっくりさせたり。ユーモアを交えた温かい文章からは、愛情豊かな人柄と深い感謝の気持ちが伝わってきました。

 お会いしたことはないのに、いつしか「今日は麻央ちゃん、どうしてるかな」とまるで友達を思うような気持ちでブログを読むようになっていました。彼女の文章からは、約260万人の登録読者に話しかけながら、いつもその中でいま一番心細い思いをしている人に向かって言葉を届けているような親身な温もりを感じました。数百万人の目に触れるブログには、実に様々な反応があっただろうと思います。


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