ティム・バートン 新作「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」を語る (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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ティム・バートン 新作「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」を語る

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高野裕子AERA
ティム・バートンの新作は「バートン史上もっとも奇妙」な作品だという (※写真はイメージ)

ティム・バートンの新作は「バートン史上もっとも奇妙」な作品だという (※写真はイメージ)

「シザーハンズ」以来、子どもや子どもの心を持つ大人に愛され続けるティム・バートン。新作は「バートン史上もっとも奇妙」な作品だという。

 映画「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」の原作となったランサム・リグズの『ハヤブサが守る家』との出合いについて、監督ティム・バートン(58)はこう語る。

「最初は挿入写真に惹かれたんだ。物語は写真をインスピレーションにして出てきたようだから。写真にあった神秘と不気味さが気に入ったんだ。どんな意味がこめられているのかわからない、想像力をかき立てられる点がね。自分で勝手に物語を作り上げることができるようなところに心が動いたんだよ」

 主人公ジェイクは、謎の死をとげた祖父の遺言に従って英国ウェールズにある小島を訪ねる。ここで彼は、特殊な能力を持った「奇妙なこどもたち」と、その保護者であるミス・ペレグリンに出会うのだ。子どもたちは、ミス・ペレグリンの生み出した時間の輪の中で、永久に1940年9月3日を生きている。だが、彼らの存在と平和を脅かそうとする者が……。

●物語の焦点は人間性

「僕はこれがスーパーヒーロー映画だとは思わない。奇妙な子どもたちは、ゲップやおならをする、よくいる子どもたちと何も違わないんだ。ただ奇妙なだけ。物語の焦点は人間性にあって、僕はそこに惹かれた。重要なのは、彼らが世界を救うかどうかではなく、ありのままの彼らが問題解決の助けになれるかどうか。現実的、人間的なレベルでの話なんだよ」

 とバートンは言う。

「縞模様のパジャマの少年」などで知られる名子役エイサ・バターフィールドがジェイクを演じるほか、ベテラン俳優のジュディ・デンチやサミュエル・L・ジャクソンが重要なキャラクターを好演。彼らはまるで、最初からバートン映画の世界の住人だったかのようだ。

 特にミス・ペレグリン役のエヴァ・グリーンは、2012年公開のバートン作品「ダーク・シャドウ」にも出演。謎めいた美しさで、ジョニー・デップ同様、バートン映画の顔になりつつある。


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