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【特別対談】佐々木蔵之介×横山裕 映画「破門 ふたりのヤクビョーガミ」

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まつざきみわこAERA

「破門 ふたりのヤクビョーガミ」2017年1月28日から全国で公開。監督は小林聖太郎。橋爪功、國村隼などが脇を固めた (c)2017「破門 ふたりのヤクビョーガミ」製作委員会

「破門 ふたりのヤクビョーガミ」2017年1月28日から全国で公開。監督は小林聖太郎。橋爪功、國村隼などが脇を固めた (c)2017「破門 ふたりのヤクビョーガミ」製作委員会

 右肩上がりの時代なんてもう来ない、という話をよく聞く。本当にそうなのだろうか? 実は身近に、30年にも及ぶ「どん底」から抜け出して絶好調を迎えている業界がある。日本映画だ。2016年の日本映画界は、「君の名は。」「シン・ゴジラ」を筆頭にメガヒットが次々に生まれた。「なぜか」を取材してたどり着いたのは、小さな決断を積み重ねた末の5つの大きな決断。「AERA 2017年1月2日・9日合併号」では、その決断の一つ一つがどうなされたのかを徹底取材。ロケツーリズムや監督と俳優の人脈図など、「日本映画」を大特集。その中から、2017年1月28日に公開される「破門 ふたりのヤクビョーガミ」でW主演を務めた俳優の佐々木蔵之介(48)と関ジャニ∞の横山裕(35)の対談を紹介する。

*  *  *
 黒川博行の直木賞受賞作『破門』から、人気コンビがスクリーンに登場。イケイケやくざの桑原保彦とぐうたら貧乏な建設コンサルタント二宮啓之。桑原保彦に、男盛りの俳優・佐々木蔵之介。対する二宮啓之には、関ジャニ∞の横山裕。橋爪功演じる映画プロデューサーの小清水隆夫が二宮に映画への出資を持ちかけるところから物語は始まる。その後、小清水が愛人と共にカネを持ち逃げし、二宮は桑原と共に追跡するが……。

●男臭くてカッコいい

──関西弁ネイティブの役者陣による丁々発止の掛け合いは、スピード感たっぷりでした。

横山裕:原作でも桑原と二宮の会話劇がとても魅力的だったので、その世界観に自分が入れたことが素直にうれしかったです。

佐々木蔵之介:自分の気持ちを格段に乗せやすい関西弁で演じられるうれしさに加えて、裏社会で生きる桑原という狂犬みたいな役を思い切り演じられたのがよかった。ベースにしっかりした文芸作品があるからこそ、僕らはそれに乗っかって遊べたんやと思います。

横山:二宮はぐうたらでさえないおっさん。関ジャニ∞のメンバーには「そのままやな」って言われるし、他の知り合いにも「役にぴったりだった」と言われて意外でした(笑)。「こんなこと言ったら絶対どつかれるのに、こいつよう言うわ」と思いながら二宮のセリフをしゃべるのは面白かったんですけどね。


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