ぐっちーさん「『逃げ恥』見て考えた、女性の活躍のために夫婦別姓の議論を」 (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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ぐっちーさん「『逃げ恥』見て考えた、女性の活躍のために夫婦別姓の議論を」

連載「ここだけの話」

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ぐっちーさん/1960年東京生まれ。モルガン・スタンレーなどを経て、投資会社でM&Aなどを手がける。本連載を加筆・再構成した『ぐっちーさんの政府も日銀も知らない経済復活の条件』が発売中

ぐっちーさん/1960年東京生まれ。モルガン・スタンレーなどを経て、投資会社でM&Aなどを手がける。本連載を加筆・再構成した『ぐっちーさんの政府も日銀も知らない経済復活の条件』が発売中

 これ、私には大変よくわかる話です。私は名字が変わったことはないのですが、たとえば今ぐっちーというペンネームを失うことは大変な損失になります。ずっと山下さんでキャリアを築いてきて、その業界でも贔屓のフレンチレストランでも山下さんで通ってきた方が突然山口さんになってしまう。そりゃ、これまで築き上げてきたいわばブランドがゼロになることを意味します。イタリアのファッションブランド、GUCCIが突然GUCCIじゃなくなるって話ですよ。

 男の人は無頓着ですが、これはキャリアを積み上げている女性にとっては大問題です。いまだに夫婦別姓を法律で認めん、というおっさんの発想しかできない政治家に任せておくと、こういうことが起きるという典型例です。「女性を活躍させる」と口では言いながら、夫婦別姓を認めない、ということはまさに女性のキャリアは存在しない、と言っているに等しい。その意味では星野さん演ずる津崎とガッキー演ずるみくりのカップル形態は十分ありなのではないかな、と思うわけですね。

 ドラマの本筋のテーマとは全く違う話なんでしょうが、このドラマを見ていると、エコノミスト的にはそう思わざるを得ない。女性に本当に活躍してもらうためにはどうしたらいいのか。夫婦別姓という問題はもっと真剣に議論されてもいいはずです。

AERA 2016年12月26日号


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ぐっちーさん/1960年東京生まれ。モルガン・スタンレーなどを経て、投資会社でM&Aなどを手がける。本連載を加筆・再構成した『ぐっちーさんの政府も日銀も知らない経済復活の条件』が発売中

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