米国発のAI搭載セックスロボット“Roxxxy”の足りない実力とは (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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米国発のAI搭載セックスロボット“Roxxxy”の足りない実力とは

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長倉克枝AERA#セックス
人工合成皮膚の肌を持ち、身長約170センチ、体重約54キロ。欧州と米国市場での販売を予定(写真:トゥルーコンパニオン社HP)

人工合成皮膚の肌を持ち、身長約170センチ、体重約54キロ。欧州と米国市場での販売を予定(写真:トゥルーコンパニオン社HP)

 ロボット倫理に詳しい名古屋大学の久木田水生准教授は言う。

「2070年と言わずもっと早く普通になってもおかしくないと思います。セックスロボットに限らず、情報技術の進歩によって対面や人との接触のわずらわしさを避けるようになってきた」

 対面ではなくオンラインのコミュニケーションが増えたのと同様に、人ではなくロボットとのセックスが増えてもおかしくないというわけだ。

「人との接触が減ると人への共感が育まれなくなるかもしれない。また技術が進めば人よりもロボットに対して共感や愛着を抱くようになり、それに依存する人がでてくるかもしれない。ただこの技術にはプラスの面も多々あるので、無闇に規制するのではなく影響を見ながら慎重に運用することが望まれます」(久木田准教授)

 海外ではセックスロボットには反対する人たちも少なくない。今後、セックスロボットが普及すると、人間や人間関係のあり方は見直されていくだろう。ただし、国内ではまだあまり議論にあがることはない。

「セックスロボットを通じて、人はセックスに何を求めるのかを考えるきっかけにしてみてもいいのではないでしょうか」(大澤助教)

(編集部・長倉克枝)

AERA 2016年10月24日号


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