兄弟で別姓「兄ちゃんみたいに変えようかな」 揺れる「姓」の価値観 (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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兄弟で別姓「兄ちゃんみたいに変えようかな」 揺れる「姓」の価値観

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姓を変えると、保険証、免許証、パスポートなどの改姓手続きが煩雑。さらに子どもの姓を変えると、また大変だ(撮影/写真部・加藤夏子)

姓を変えると、保険証、免許証、パスポートなどの改姓手続きが煩雑。さらに子どもの姓を変えると、また大変だ(撮影/写真部・加藤夏子)

 長男は最近、高校受験を機に自ら希望して「ニシザワ」姓に変更した。ヨウコさんは感慨深かったが、夫と長男は「それで何か変わる?」。長男は学校で、こう「宣伝」したという。

「俺、名字が変わったんだ、イェーイ!」

 現在は、小学4年生の次男だけが「ハシノ」だ。

「僕も兄ちゃんみたいに高校に行くとき変えようかな、それとも中学になったら変えようかな? まぁ、まだいいや!」と次男。姓は「家族を表すもの」というより、「自由に選べるもの」という感覚のようだ。

 姓が別々の家族もいれば、離婚して家族ではなくなっても同じ姓を名乗る場合もある。結婚するときに姓を変えた側(多くは妻)は、離婚の際に新しく戸籍をつくって届け出れば、結婚していたときと同じ姓を名乗り続けることができる。子どもの姓を変えたくない、結婚生活の間に慣れた姓を変えたくない、などの理由で、元配偶者と同じ姓を名乗る人は珍しくない。

 結婚するときは夫婦どちらかの姓しか選べないのに、離婚するときはどちらも選べるというのは、矛盾している。

(文中カタカナ名は仮名)

AERA  2016年2月8日号より抜粋


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