「I say憲法、you say守れ」立ち上がる若者 武器はクールな抗議 (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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「I say憲法、you say守れ」立ち上がる若者 武器はクールな抗議

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ステージの学生がスマホに書かれたメモを手にスピーチすると、会場は共感の歓声と拍手に包まれる。SEALDsは東京にとどまらず、関西、東北、沖縄などの学生も呼応し、地方組織が生まれている(撮影/写真部・加藤夏子)

ステージの学生がスマホに書かれたメモを手にスピーチすると、会場は共感の歓声と拍手に包まれる。SEALDsは東京にとどまらず、関西、東北、沖縄などの学生も呼応し、地方組織が生まれている(撮影/写真部・加藤夏子)

明治学院大学4年奥田愛基さん(23)「特定秘密保護法に反対するとき、日本の大学生で俺らが一番この法律に詳しくなろうって話し合った。ロジカルに、でも『これ嫌だ』って感情があってもいいよねって」(撮影/写真部・加藤夏子)

明治学院大学4年
奥田愛基
さん(23)
「特定秘密保護法に反対するとき、日本の大学生で俺らが一番この法律に詳しくなろうって話し合った。ロジカルに、でも『これ嫌だ』って感情があってもいいよねって」(撮影/写真部・加藤夏子)

「僕らって、普段から服屋に行って、音楽を聞いて、あれカッコいいとか、ダサイとか言うわけじゃないですか。でも社会運動だけは聖域で、ダサくてもしょうがないってのはおかしい」
 
 10代、20代が持つデフォルトの感性を形にしたのが、SEALDsだ。

 2013年12月、特定秘密保護法案が参院特別委で可決されたとき、民放のニュースキャスターが「民主主義が今日終わりました」と言った。奥田はそれをツイッターで知った。SASPL(サスプル)というSEALDsの前身で、同法の廃止を目指して活動していたからこそ、この言葉は忘れられない。

「でも考えてみたら、僕らが生まれてからずっと終わりっぱなしだったなって。バブルが崩壊して日本経済が終わったとか、失われた10年がいつの間にか20年になって、オウムの事件とか、リーマン・ショックとか。で13年になって、民主主義が終わりましたとか言って。また終わんの、みたいな」

 奥田が高校を卒業する春、東日本大震災があった。「なんだこれ、本当に現実か」。新生活を前にした浮かれ気分は吹き飛んだ。震災から10日後には、仙台市へ。一日10時間、トラックの助手席で揺られ、救援物資を運んでは降ろした。

「震災が起きたときも、日本が終わったって言ってる人がいた。それでも、ボランティアをするとか、脱原発デモとか、何かを始めようという人がいっぱいいたんスよ。みんな終わったって言うけど、始める人があまりにも少なかったんじゃないのかって思う。終わったなら始めればいい。何回でも始めればいい」

AERA 2015年8月31日号より抜粋


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