自民党若手が開く「報道圧力」勉強会の真相 企業と法制局にも圧力 (2/4) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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自民党若手が開く「報道圧力」勉強会の真相 企業と法制局にも圧力

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編集部・野嶋剛、宮下直之AERA#安保法制#安倍政権#沖縄問題
自民党若手議員の勉強会「文化芸術懇話会」。作家の百田尚樹氏(中央)が講演。質疑に入ると、場の雰囲気が一気にヒートアップ。放言、暴言が相次いで飛び出した (c)朝日新聞社 

自民党若手議員の勉強会「文化芸術懇話会」。作家の百田尚樹氏(中央)が講演。質疑に入ると、場の雰囲気が一気にヒートアップ。放言、暴言が相次いで飛び出した (c)朝日新聞社 

安保法案の衆院特別委員会に出席した安倍晋三首相。勉強会についての質問を受けて審議が中断。国会を乗り切って万全の形で自民党総裁再選に臨むつもりだったが…… (c)朝日新聞社 

安保法案の衆院特別委員会に出席した安倍晋三首相。勉強会についての質問を受けて審議が中断。国会を乗り切って万全の形で自民党総裁再選に臨むつもりだったが…… (c)朝日新聞社 

「会の本来の目的は(秋の総裁選での)安倍再選の雰囲気づくりだった」

 発起人は党青年局長の木原稔衆院議員だが、背後の「プランナー」は会合にも出席していた安倍首相の側近である萩生田光一・党総裁特別補佐と加藤勝信官房副長官だったという。

 同じ日に予定されていた「反安倍」議員の勉強会を中止させ、同じ週に放送される討論番組「朝まで生テレビ!」への議員の出演も、党本部の要請で出席を見送らせたとも伝えられている。万全の準備で臨んだ安倍応援の会合のはずだった。

 私的勉強会といいながら、自民党を担当する記者でつくる「平河クラブ」に開催の案内が届いた。しかも、「終了後に、代表の木原稔より記者ブリーフィングをさせていただきます」とある。ひっそり勉強する会ではないことは、誰の目にも明らか。期待通り、大勢のメディアが集まり、会合の最中には「壁耳」と呼ばれる取材が行われた。

「盗み聞き」という批判もあるが、政党と記者の暗黙の合意のもと長年行われてきた取材方法で、今回だけを問題視するのは筋違いというものだ。

「若手を煽って再選の雰囲気を盛り上げたかった。メディア批判や沖縄批判は会の趣旨じゃなかったが、百田さんに引きずられた」(B議員)

 だが、いささか煽りすぎてしまったようだ。勉強会では、実際に報道されている以上に激しい言葉が飛び交った。

「(沖縄)タイムス、(琉球)新報の牙城の中で、沖縄の世論、ゆがみをどう正しい方向に持っていくか。(中略)沖縄はもう左翼勢力に乗っ取られちゃってる」

「朝日、毎日、東京新聞を読むと、もう血圧が上がって、どうしようもない。あれに騙されているんですよ、国民は」

「青年会議所も経団連も商工会議所も、子どもたちに悪影響を与えている番組ワースト10とか発表して、これに広告を出している企業を列挙すべきだ」

 集団的自衛権の行使容認を柱とした安保法案を「憲法違反だ」と指摘する歴代の内閣法制局長官に絡めて、内閣法制局をこきおろす発言も飛び出した。

「法制局は法の番人とか言われているが、内閣法制局で法律家の資格を持っているのは6人だけ。言ったら、80人の医者のなかで免許を持っているのが6人だけの病院なんですよ。そういう人たちの解釈をずっと持ち続けないといけないのか」

 よく分からない例えだ。最後に百田氏がこう締めくくった。


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