シングル親はやっかみの対象? 後ろめたさが重荷に (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

シングル親はやっかみの対象? 後ろめたさが重荷に

このエントリーをはてなブックマークに追加
AERA#出産と子育て
「ひとり親だからこそ、ちゃんと子育てしなければ」――。家族形態への偏見や不寛容さが、ひとり親のプレッシャーにつながっている(撮影/写真部・大嶋千尋)

「ひとり親だからこそ、ちゃんと子育てしなければ」――。家族形態への偏見や不寛容さが、ひとり親のプレッシャーにつながっている(撮影/写真部・大嶋千尋)

「シングルはゲタを履かせてもらっている。多めにお金をもらっている以上、社会にお返ししないと」(学童保育の父母会会長を務めた女性)
「タワマンに住む共働き世帯は給食費を滞納しているが、うちは絶対にしない。シングルの姿勢をちゃんと見てほしい」(PTA会長を務めている女性)

 ひとり親が積極的に発信や社会貢献をすることは、偏見をなくす足がかりになる。ただ、誰もが仕事も育児もPTA役員もできる「スーパーシングル親」になれるわけではない。

 未婚の母である専門学校講師(43)は、同居している母に長女(8)を預け、大学院に進んだ。未婚の母は学歴が低い、という中傷を跳ね返したかった。

「私は環境に恵まれていたからできたけど、人にもやれとは言えません」

 研究室では、同志だと思っていた子育て中の女性から、帰り際に仕事を振られたりした。むしろ単に同情するだけの男性上司のほうに救われた。

「未婚の母は『産まない選択もあった』と言われ、最も共感されにくい立場。共働きか、シングルか。シングルの中でも死別か、離別か、未婚か、と分断して差別し合うのは不毛です」

AERA  2015年6月8日号より抜粋


トップにもどる AERA記事一覧

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい