「秋の都会」の蚊が危ない デング熱 「代々木公園」だけでは終わらない (4/5) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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「秋の都会」の蚊が危ない デング熱 「代々木公園」だけでは終わらない

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編集部・井上和典、宮下直之AERA#デング熱
9月4日、都は代々木公園を封鎖した。掲示した注意書きは、日本語と英語で書かれている。5日の正午すぎに訪ねると、辺りに人影はなかった (c)朝日新聞社 

9月4日、都は代々木公園を封鎖した。掲示した注意書きは、日本語と英語で書かれている。5日の正午すぎに訪ねると、辺りに人影はなかった (c)朝日新聞社 

 感染しても発症しないケースが多いので、代々木公園で感染した人が気づかずに地元に帰り、そこで蚊に刺されて感染が広がることも考えられる。実際、東京・新宿中央公園でも感染者が確認された。第2、第3の「代々木公園」が現れる可能性は、十分にある。

 東京医科大学病院感染制御部部長の水野泰孝医師によれば、デング熱を発症すると、感染から3~7日の潜伏期間後に、突然40度くらいの高熱を出し、頭や目の奥、体の節々が激しく痛む。インフルエンザに症状が似ているといわれるが、咳や鼻水といった症状がみられない。

 発熱は一般に5~6日間続く。また、熱の下がり始めに発疹が出る場合があるのだが、これには注意が必要だ。

「重症型の『デング出血熱』の可能性があり、その場合、鼻血や下血、ショック症状がみられる。感染した人の健康状態や免疫にもよるのですが、デングウイルスに感染した人の1~5%が重症になると報告されています」(水野さん)

●突発性発疹との混同に注意して

 どんな場合が重症化に至るのか。最も有力な説明が、2度目に感染した場合だ。水野さんが、こう続ける。
「デングウイルスには四つのタイプがあるのですが、1回目と2回目で違うタイプに感染すると、重症化すると言います。ただし、最初の感染で重症化する場合も、再感染でも軽症の場合もあります」

 0歳児の場合は、さらに注意が必要だ。デング熱と同じように、解熱後に発疹が現れる経過をたどる「突発性発疹」という病気が広く知られているからだ。


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