ジェーン・スー 未婚の欠如感から解放された「仕分け」 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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ジェーン・スー 未婚の欠如感から解放された「仕分け」

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コラムニストジェーン・スー1973年生まれ。東京都生まれの日本人。作詞家、ラジオパーソナリティーとしても活躍。著書に『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』(ポプラ社)が話題に (c)朝日新聞社 

コラムニスト
ジェーン・スー

1973年生まれ。東京都生まれの日本人。作詞家、ラジオパーソナリティーとしても活躍。著書に『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』(ポプラ社)が話題に (c)朝日新聞社 

 自称「未婚のプロ」で、著書『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』(ポプラ社)が話題にもなった、コラムニストのジェーン・スー(40)。彼女は30代後半に入って、結婚していないことへの欠如感から解き放たれたという。

「結婚へ焦っていたのは、人から見られた時にコンプリートしていない自分が嫌だったからで、楽しい今の生活を手放してまでやりたいことではなかったとわかった。社会圧と自分の欲望の混同を仕分けできたことで、ずいぶんラクになれました」

 仕分け作業は30代になったころからずっとやってきた。自分年表を作り、その時々になぜこの選択をしてきたのかをじっくり振り返ってみたり、腹を割って話せる友人となぜ自分たちは独身を謳歌(おうか)しているのかをとことん話し合ってみたり、時に心理カウンセラーに相談したり。

 自分の人生に向き合うと、それぞれの選択に納得がいった。「もしあの時に別の道を選んでいたら、いま巡り合えた人たちと出会えていなかった」「もし結婚していたら、本を出版することもできなかった」……。冷静に分析すると、「別の選択肢を取っておいたほうがよかった」と思える岐路は一つもないことに気がついた。

 周囲を見ても、社会圧が仕分けられた結果、「本当に好きな人に大切にされている」女友達が多いという。かつてはクリエイティブな人じゃないとダメと言っていた友達が、普通の会社員と付き合ったり、自分より年収が低い男性とも楽しそうに恋愛している友達がいたり。

「自分が持っていないものを他人に埋めてもらおうという思考から脱することができると、幸せが見つかるんじゃないかな。だって自分はもういろんなものを持っているんだから」

AERA 2014年3月31日号より抜粋


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