母娘の間にあったものは…
母娘の間にあったものは…
この記事の写真をすべて見る

 母娘の“特別”な親子関係は、宇多田ヒカル(30)自身のメッセージによって明らかになった。8月26日、居住先のロンドンから駆け付けたヒカルは、ブログで母・藤圭子(享年62)の死と、彼女が抱えていた「心の病」について説明したのだ。

 元夫でヒカルの父、宇多田照實氏(65)も、同じブログ内でコメントを公表した。それによると、藤圭子の感情の起伏が激しくなったのは、ヒカルが5歳になったころだという。日常的にケンカが絶えず、夫婦はその後、何度も離婚と再婚を繰り返した。心のバランスを崩していく母を支えるために、長い年月、父娘ともに努力し続けてきた様子が、ありありと伝わってくる。

 1998年12月、ヒカルは15歳で鮮烈にデビューし、翌年3月に発売した初アルバム「FirstLove」の売り上げが歴代1位を記録するなど不動の人気を得た。母から受け継いだその才能から藤とヒカルは“一卵性親子”と称された。

次のページ