12月号
編集者・書評家 松田哲夫 Mtsuda Tetsuo
恋するがごとくに

2013/12/09 15:54

 この本の魅力は、まずその語り口のおもしろさにある。それは「話芸」といった格式張ったものではなく、「話術」といった実務的なものでもない。自然体で融通無碍に、話すことを純粋に楽しんでいる。だから、ぼくたち聞き手には、音楽のように心地良い。造語してみれば「話楽」とでもいったところか。

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