"人生の黄昏時"を迎えた詩人・松浦寿輝がかつての自分を眺めるとき

2015/10/26 07:30

「『主』と『客』という対立概念がある。家の内に住まう『ぬし』『あるじ』がおり、外から訪う『まろうど』がいる。人は或るときには『主』として『客』を迎え、或るときには『客』として『主』の歓待を受ける。思い返してみれば、これまでの人生で、すべてはそんなふうに進行してきたのではないか。性や食のような根源的な生命活動から、認識や表現といった精神的な営みに至るまで、誕生から死に至る人間の生活世界の無数の体験は、結局はことごとくこの『訪問』と『歓待』の、交替や逆転や補完の構造に還元されるのではないだろうか」

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