歌麿、写楽を見出した天才プロデューサーの教えとは? 〈BOOKSTAND〉|AERA dot. (アエラドット)

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歌麿、写楽を見出した天才プロデューサーの教えとは?

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BOOKSTAND

蔦重の教え

車浮代著

978-4864103060

amazonamazon.co.jp

 5月31日は、蔦屋重三郎(蔦重)の命日です。



 蔦屋重三郎は、江戸時代に活躍した稀代の出版プロデューサー。浮世絵の喜多川歌麿、東洲斎写楽を世に送り出した仕掛け人であり、江戸文化の最先端を演出し、創造し、当時のメディア文化を花開かせていた人物です。



 あのTSUTAYA書店の名前の由来になっているとの噂もあり、真相は定かではありませんが、書店経営を行う現代の会社が過去の偉大なヒットメーカーにあやかって名をつけているとすれば、非常に興味深い話ではあります。



 没後200年以上経過しても、いまだ語り継がれる伝説のプロデューサー・蔦屋重三郎。彼を題材にした書籍は多数存在しますが、本書『蔦重の教え』は彼の生き方と商売の極意を学ぶことが出来る実用エンタテイメント小説です。



 依頼退職を強要され人生がけっぷちに追い込まれた55歳のサラリーマン・武村竹男(タケ)が、お稲荷さんの怒りを買い、江戸時代にタイムスリップして23歳の青年に若返った状態で蔦重の所に転がり込む......という奇想天外な設定で物語は進んで行きます。蔦重に拾われたタケは、時代の寵児となる歌麿や写楽などと親交を重ねながら、蔦重に叱咤激励され、ものづくり、商売、ひいては人生の極意を学んでいきます。



 尚、本書の巻末には「蔦重の教え」という章があり、彼が生前に残した商売に関する極意がまとめられています。「人脈を生かし、口コミを使う」等のビジネス関連のものから、「気の合わない人間ほど丁寧に接する」等の人間関係に関するものまで、今の世の中を生き抜くためにも、非常に役に立つ教えばかりです。



 著者の車浮代さんは、江戸時代の浮世絵や料理に造詣が深く、これまでに「第18回シナリオ作家協会 大伴昌司賞大賞」の受賞や、「第9回講談社時代小説対大賞」最終選考ノミネートに選ばれるなど、今注目の時代小説家の一人です。



 その車浮代さんの他、同じく蔦屋重三郎をテーマにした時代小説『蔦屋』の著者である谷津矢車さんらが、蔦重の命日に合わせて5月31日に下北沢B&Bでイベントを開催します。蔦重が世に残した「成功の本質」を知りたい方、または、その教えを自らの人生に活かしたい方は、ぜひ足を運んでみてください。





【関連リンク】

車浮代×大石学×谷津矢車×磯部深雪 「蔦屋重三郎を学び、楽しむ」 『蔦重の教え』(飛鳥新書)『蔦屋』(学研マーケティング)刊行記念

http://bookandbeer.com/blog/event/20140531_bt/


(記事提供:BOOK STAND)

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