張本勲が語る イチローにあって、松井秀喜になかったもの (1/2) 〈BOOKSTAND〉|AERA dot. (アエラドット)

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張本勲が語る イチローにあって、松井秀喜になかったもの

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ドラフト会議も終わり、日本シリーズに盛り上がる今年のプロ野球。シーズンが集大成を迎えるこの時期に、日本プロ野球歴代1位の3085安打を記録している野球評論家の張本勲氏が、自著『プロフェッショナル 勝者のための鉄則55』を刊行した。



プロ野球と関わった半世紀以上の経験や考察をもとに、一般社会にも通底する「一流」と「二流」との差を語っている本書。張本氏は、一流になるための条件として、下記の3つの力を挙げている。



1. 自分自身の素質を生かし切るための正しい技術力

2. その正しい技術を習得するための不断の努力 

3. 努力し続けるための自己管理力



張本氏が、持って生まれた素質を生かしきれず、もったいなかったと感じる選手の代表格が、読売ジャイアンツ、ニューヨーク・ヤンキーズで活躍した松井秀喜氏。日本シリーズとワールドシリーズを制し、国民栄誉賞を受賞した松井氏をそう評するのは、いささか意外かもしれない。



「私からすれば、松井が本当に正しいバッティング技術を身に付けていたら、彼の成績はあんなものではなかったはずだ。日本のプロ野球の歴史は80年近くあるが、松井の持っていた素質はその中でも一番。まさに100年にひとりの逸材。少なくとも私の半世紀以上のプロ野球生活で直接目にした中ではピカイチ、王や長嶋さんや自分の比じゃない」



しかし、張本氏いわく、松井氏は自分の持っている素質を最大限に生かす「正しい技術」を身につけられなかった。松井氏の最大の欠点は、バットを構えた時にピッチャー側の右足を上げ過ぎることだった。その欠点のために、打つ時に頭が動いて、目線が上下に動いてしまうため、縦のボールの変化に距離感が合わなくなり、結果、凡打になってしまう。




(記事提供:BOOK STAND)

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