レーガン、ブッシュ、クリントン、ブッシュ、オバマ。アメリカの歴代大統領の助言者であり、33人の国家元首に請われた「世界一の経営コンサルタント」をご存知でしょうか。その名はスティーブン・R・コヴィー博士。英「エコノミスト」誌に、「世界で最も大きな影響力を有する経営コンサルタント」と評された人物です。



 そんなコヴィー博士による世界的なベストセラーが、全世界3000 万部、国内180万部を超えるビジネス書『7つの習慣』です。

 

『7つの習慣』は、人生を幸福に導くための成功哲学。時代、人種、年齢、性別を問わず、すべての人々にあてはまる、より大きい成果を上げ、より幸せな人生を送るための原則がつづられています。名だたる大企業が社員研修に取り入れるほど、内容はいたって普遍的で論理的。仕事や家庭など、うまくいかない現実を解決するための考え方が記されています。



 博士の没後1年を期に訳し直し、刊行されたのが新訳『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』。コヴィー博士が本当に伝えたいことに忠実でありながらも、日本人のビジネスパーソンを意識し、幅広い読者へ向けた分かりやすい訳がなされています。



【7つの習慣】

第1の習慣  主体的である

第2の習慣  終わりを思い描くことから始める

第3の習慣  最優先事項を優先する

第4の習慣  Win-Winを考える

第5の習慣  まず理解に徹し、そして理解される

第6の習慣  シナジーを創り出す

第7の習慣  刃を研ぐ



 コヴィー博士の言葉によれば、習慣とは「私たちの人生に決定的な影響を及ぼす」もので、人生を豊かにするのも、平凡な人生を送るのも、どのような習慣を身につけるか次第。そして良い習慣とは、どんな時代も変わらぬ普遍的な原則に基づいて生まれるものであり、知識、スキル、意欲の3つが伴わなければ、習慣が身につくことはないと言い切ります。

 

「習慣は、身につけることも、断ち切ることもできる。だがどちらにしても、応急処置的な手段は通用しない。強い意志を持ち、正しいプロセスを踏まなくてはならない」



 経済産業大臣の茂木敏充氏、神奈川県知事の黒岩祐治氏、作家の竹田恒泰氏、グロービス経営大学院学長の堀義人氏らも推薦する『完訳 7つの習慣』。9 月 21 日(土)には完訳版をもとにした、特別番組『7つの習慣 読村教授の華麗なる特別講義』(BS-TBS)も放送される予定です。



 アメリカではピーター・ドラッカーと同程度の知名度を誇るコヴィー博士。より読みやすくなった新訳をきっかけに、日本でも一層の注目を集めそうです。