(c)2021
(c)2021 GO TO SHEEP, BLACK SPARK FILM &TV, MADANTS, FILM I VAST, CHIMNEY, RABBIT HOLE ALICJA GRAWON-JAKSIK, HELGI JOHANNSSON

 カンヌ国際映画祭で上映されるやいなや観客を騒然とさせた衝撃の話題作「LAMB/ラム」が23日より全国公開される。主演・製作総指揮を務めるのは「プロメテウス」、「ミレニアム」シリーズのノオミ・ラパス。監督は本作がデビューとなるヴァルディミール・ヨハンソン。

【写真】『LAMB/ラム』の場面カットの続きはこちら

 アイスランドの人里離れた山間部で静かに暮らす羊飼いの夫婦イングヴァル(ヒルミル・スナイル・グズナソン)とマリア(ノオミ・ラパス)。ある日二人が羊の出産に立ち会うと、羊ではない“何か”が産まれてくる。言葉を失うが、衝撃も束の間、二人はその存在を受け入れると、過去に亡くした娘の名前からアダと名付け、育てることに。

 アダとの家族生活は夫婦に生きがいをもたらすが、我が子を取り返しにやってくるかのように、連日連夜けたたましく鳴き続ける母羊のことが、マリアは邪魔で仕方がない。ある時ふと目を離した隙にアダが姿を消す。不安に苛まれながら必死に捜し回ると、そこには薄暗い霧の中で佇む母羊と、アダの姿があった──。

本作に対する映画評論家らの意見は?(★4つで満点)

次のページ