──ジャニーズの仲間に勉強を教えたことは?
メンバーの(菅田[すげた])琳寧(りんね)には教えてましたね。あとは宿題を手伝ってました。美 少年の岩崎(大昇[たいしょう])が多かったけど、HiHi Jetsの猪狩(いがり)(蒼弥[そうや])とか(メンバーの佐々木)大光(たいこう)にも頼まれたことあるし。時間がなさすぎて、ちょっと弟に手伝ってもらったこともあります(笑)。
──大学で創造理工学部に進んだ理由は?
経営システム工学を学びたかったんです。僕の研究テーマは“最適化問題”。いろんな状況下で最も正しい選択をするために用いられます。たとえば、お店にレジが何台あったら一番効率がいいかを人件費とか回転率をふまえて考える、とか。
卒業論文はステージ配置をテーマにしました。ライブでのお客さんの高揚を数値化して、それが一番高くなる、かつ分散が小さくなるように配置する問題を解くんです。ステージを分割して均等に置くのがいいっていう結果になったんですけど、まだ研究を生かせるほど大きな会場に立てていないので、これからですね。
■華やかな世界に溺れないように
──大学生活で一番楽しかったことは?
1年生のとき、授業の実験班のメンバー20~30人くらいで、スポーツ系のレジャー施設でオール(ナイト)しました。いやーいい思い出ですよ。マジで学生。でも、あそこはオールする場所じゃないってことに気づきました(笑)。
ジャニーズと大学生っていう二つの世界に同時にいられたのはすごくバランスがよかったなって思います。いい塩梅(あんばい)で自分の人格が形成されていった。芸能界に染まりすぎるのは怖いなってずっと思ってました。この世界ってすごく恵まれているというか、みんなに持ち上げられてこそ成立する仕事。そこに溺(おぼ)れないようにしないとなって。
──大学院に進むことを決めた理由は?
(上智大学大学院に進学した)Snow Manの阿部(亮平)くんに相談してたのは大きいですね。「学部乗り越えたから行けるっしょ!」みたいに言ってくれて。必修科目がない院のほうが、仕事とのバランスはとれます。やっぱりもっと勉強したいっていう思いはあったし、行かない理由がないなと。