※写真はイメージです (GettyImages)
※写真はイメージです (GettyImages)

 ジャニーズ事務所のプロフィルに「特技:勉強」と書く那須雄登(美 少年)は、中学受験で第1志望の慶應義塾中等部に合格を果たしたのち、慶應大の経済学部に進学した大学3年生。14歳でジャニーズに入所し、多忙な日々のなかでも私学の雄で学業に励み続けてきた。「時間がなくていっつも窮地」でも、自分と闘い続ける、その姿に迫る。

【写真】週刊朝日の表紙を単独で飾った那須雄登さん

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──勉強は好きですか?

 たぶん好きですね。僕、もともと勉強できなかったんです。でも小学4年生のころ、塾に行って、ずっと解けなかった算数の問題が初めて理解できて。それがうれしくて楽しくて、勉強が好きになり始めたかなと思います。ほんとに簡単な文章問題だったんですけど、ロジックに気づいて、「あ、こういうことだったんだ!」って。

──中学受験時代はどのくらい勉強していた?

 小6の夏休みは勉強しかしてなかったです。1日16時間くらい。人生で一番勉強したなあ。当時はやっぱりしんどかったです。野球のクラブチームでピッチャーをしてたんですけど、チームが試合でいいとこまで行ってても、全く野球に行けない。放課後も友達と遊んでたのにもう遊べないとか、我慢しなきゃいけないことが多くて。

 両親は勉強しろって言うタイプでしたけど、最後は自分でモチベーションを保ってました。志望校の見学に行って、すごく行きたいなと思ってたので、合格するしかない!って言い聞かせて。

──得意/苦手科目は?

 得意科目は数学です。やっぱり算数といい出会い方をしたので。あとは本が好きなので、国語の読解問題とかは大好きです。小学生のときから伝記をよく読んでたので、歴史も得意。ほんとにあった話だけどファンタジー感があるのが面白くて。

 苦手なのは物理ですね。ちょっと、面白くない……。先生には授業中けっこう質問しましたけど、無理のない範囲で勉強してました(笑)。でも化学は好きでした。僕の興味は理系/文系って感じで分かれてないんです。

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