「割と空っぽな」名脇役・山中崇「未熟って言葉はすごくいいな」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「割と空っぽな」名脇役・山中崇「未熟って言葉はすごくいいな」

菊地陽子週刊朝日
上演中の舞台が始まる前に撮影。本番中は食事が喉を通らないので、いつも痩せてしまう (撮影/写真部・張溢文)

上演中の舞台が始まる前に撮影。本番中は食事が喉を通らないので、いつも痩せてしまう (撮影/写真部・張溢文)

山中崇 (撮影/写真部・張溢文)

山中崇 (撮影/写真部・張溢文)

 NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」や「深夜食堂」シリーズなどで知られる名脇役・山中崇さん。現在は、パルコ・プロデュース公演の舞台「目頭を押さえた」に出演中。役どころや役作りについて話を伺った。

前編/俳優で自活できそうだというめどが立ったのは? 山中崇「今もないです」】より続く

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 現在、池袋のシアターイーストで上演中の「目頭を押さえた」は、パルコが、演劇界注目の実力派作家・横山拓也を初起用した意欲作。衰退の一途を辿る村の林業と、その地で古くから行われてきた喪屋(もや)における葬儀という二つの伝統。広い世界に飛び立とうとする若者と、村で新参者扱いされる大人、因習を未来につないでいこうとする人々が、それぞれの抱える痛みを受け入れ、成長していく物語だ。山中さんは、妻の実家のある村に葬祭コンサルタント業を持ち込み、村民から距離を置かれてしまう杉山馨を演じている。

「この役を演じるにあたり、何か日本の古い因習とか呪いを描いた映画はないだろうかと探して、『八つ墓村』に辿り着きました(笑)。『目頭を~』で話を動かしていくのは、僕の娘である遼とそのいとこの修子なので、『八つ墓村』よりは、ずっと爽やかな余韻を残すお話ですが、馨にとっては、八つ墓村に迷い込んだぐらい居心地の悪い場所なんじゃないかと(笑)。演じながらも、遠くのほうでみんなが大縄跳びしていて、自分だけが入れない、そんな疎外感を感じていますが、この座組みの中で、馨の人生を演じられるのは僕だけだし、いい加減にはしたくない。自分自身のことを言うと、僕は、自分をあまり持っていないタイプの人間で、割と空っぽなんです。だからこそ、いただいた役の人生は全うしたいですね」


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