「老害」にならないための3つの対策 (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「老害」にならないための3つの対策

秦正理週刊朝日
※写真はイメージです (GettyImages)

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「老害」予備軍チェックリスト (週刊朝日2021年4月30日号より)

「老害」予備軍チェックリスト (週刊朝日2021年4月30日号より)

「老害」──最近よく耳にするこの言葉に、ドキッとしている人は多いのでは。いわれなき“年配者バッシング”は許せないが、加齢に伴う体や脳の変化によって怒りっぽくなったり、新しい知識を取り入れにくくなったりすることは実際にあるという。柔軟な心を保つ方法を調べてみた。

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「自転車で走っているときに、前方の道幅いっぱいに若者が広がって歩いているのを見ると、イラつきが抑えられなくなって、一度鳴らせばいいベルをつい何度も鳴らしてしまう。これが老害ってことなのかな」

 都内に住む60代後半の男性は、自嘲気味にこう話した。高齢化社会となった日本ならではの現象なのか、昨今、「老害」という言葉をよく耳にする。中でも記憶に新しいのは、女性蔑視発言で辞任に追い込まれた東京五輪組織委員会の森喜朗前会長。釈明会見の中で自身について「老害は粗大ゴミになったのかもしれませんから、そしたら掃いてもらえばいいんじゃないですか」と、自虐的に話したが、ふてくされた態度が余計に“老害感”を醸し出し、火に油を注いでしまった。

 後味の悪いこの騒動を見て、「もしや自分も、老害じゃないのか」と不安になった人もいるのでは。老害化を防ぐためにはどうしたらいいのか。まずは老害に陥るメカニズムから解説していきたい。『「上司」という病』の著書がある精神科医の片田珠美氏がこう語る。

「どれだけ批判されても自分が悪いとは思わない人を『自分は正しい』症候群と呼んでいます。高齢者に限らず、どの世代にもこの症候群の人はいますが、年をとるにつれてこうした傾向を悪化させる要素が増えていくんです。そうして暴走してしまった状態が老害であると考えています」

 片田氏によると、この症候群を悪化させる要素は主に四つ。「強い特権意識」「過去の成功体験」「想像力の欠如」「甘い現状認識」だ。中でも過去に成功体験があり、ある程度の地位に上り詰めている人ほど特権意識を持ちやすい、つまり老害になりやすいのだという。


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