東大生で「メディアに出るのは底辺の扱い」 中野信子がかつての母校語る (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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東大生で「メディアに出るのは底辺の扱い」 中野信子がかつての母校語る

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週刊朝日#林真理子
中野信子・脳科学者 (撮影/写真部・張溢文)

中野信子・脳科学者 (撮影/写真部・張溢文)

中野信子さん(左)と林真理子さん (撮影/写真部・張溢文)

中野信子さん(左)と林真理子さん (撮影/写真部・張溢文)

『サイコパス』や『毒親』など多数のベストセラーを刊行する美貌の脳科学者、中野信子さん。作家・林真理子さんとの対談では、出身校である東大トークを中心に、大盛り上がりでした。

【林真理子さんとのツーショットはこちら】

*  *  *
中野:私、つい最近になって、林さんの『野心のすすめ』を読んだんですよ。すごくいい本ですね。

林:ありがとうございます。でも、あれを書いたのは7年前で、ああやって「頑張るんだ。人間、努力しなきゃダメだ」と言ってもいい最後の時代だったんですよね。あれから時代が変わって、今は「野心なんて疲れるだけ。生きてるだけで素晴らしいんです」という、やすらぎと癒やしの時代になっていると思うんです。

中野:確かに今、論争をあおったりとか、優劣をつけるのはダメ、みたいな感じがありますよね。

林:それなのに、テレビを見ると「東大王」とか高学歴芸人ナントカというのばっかりやって、学歴がブランド化されていて、すごく矛盾してると思う。

中野:時代が変わってきましたね。われわれのころは東大生って“珍獣”だったんですよね。いま東大の子ってほんとにカワイイ子が増えたし、ミスコンに出られるレベルの子がいるんですよね。在学中からメディアを意識して、東大を卒業したあとの出口戦略になり得ているというのはすごいなと思います。われわれのころは法学部だったら官僚になるか、そうでなければ政治家か弁護士で、落ちこぼれが民間に行くみたいな感覚がありました。理系は約8割が大学院に行くようでしたし。

林:テレビに出て自分たちの能力の高さを見せつけようなんて、みんな思わなかったわけですね。

中野:メディアに出て何かするなんて、どちらかといえば底辺の扱いでした。そういう東大生の変化がある一方で、広く世間では、いま林さんがおっしゃったように「『ただ生きてるだけで価値がある』と言ってほしい」という欲求が異様なほど高まっている。これは、そう言わなければならないほど、人々が格差を感じてることの裏返しかなと思うんです。


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