熱中症対策にも「手洗い」が有効 コロナの夏はプラス2分のすすぎの勧め (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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熱中症対策にも「手洗い」が有効 コロナの夏はプラス2分のすすぎの勧め

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山内リカ週刊朝日#ヘルス
熱中症かも?と思ったら近くの救急相談センターに連絡を(東京消防庁は#7119) (c)朝日新聞社

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ペットボトルを使った除湿法。エアコンの除湿が苦手な人は試してみよう

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 例年であれば、梅雨明けごろから増え始める「熱中症」。暑さが招く体の不調は今年、少し様子が違う。新型コロナウイルスの影響で外出を控えた“巣ごもり”によって、重症化のリスクも心配されている。気温の上昇だけでなく、湿度の高さにも注意が必要だ。

【写真】ペットボトルを使った除湿法はこちら

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 熱中症は、暑さでめまいや筋肉痛、頭痛、けいれんなどの症状が出る病態をいう。体内の水分や塩分が奪われてしまうことで、脳内にある体温の調整システムに障害が起きるのが原因とされている。

「当院では現在、熱中症で40~90代の5人が入院していて、これは昨年より多い。今年は急にバタンと倒れて搬送されるケースが目立ちます」

 東京曳舟病院(東京都墨田区)で救急医療を専門とする三浦邦久副院長は、状況をこう説明する。巣ごもり熱中症の原因として考えられるのは「体が暑さに慣れていないこと」だという。

「いつもなら、徐々に気温が上がる4~6月に外へ出ることで体が少しずつ暑さに慣れていきます。このことを専門的には“暑熱順化”といいますが、具体的には皮膚の血流が増えて、汗をかきやすい体ができあがるのです」

 汗は、体温を調整する大事な機能の一つで、皮膚から蒸発する際に体にこもった熱も奪い去り、体温を下げてくれる。

 日本生気象学会によると、暑熱順化のためには、夏本番を控えた5~6月の暑い日に、ややキツいと感じる運動を1日30分間、1~4週間ぐらいするとよいという。三浦副院長も「日ごろからウォーキングなどをして、汗をかく習慣が身についていれば、多少の暑さには備えられる」。

 だが今年は事情が違う。新型コロナで外出を控えて暑熱順化ができなかった人が多いとみられる。このため、夏の暑さが身に直接こたえ、熱中症を発症するおそれがある。ずっと家にこもっていた人が外出した際、熱中症が急に重症化するケースが危惧されるという。

 もう一つ、巣ごもり熱中症の原因として「運動不足」を挙げるのが、在宅医療の専門医、たかせクリニック(東京都大田区)の高瀬義昌理事長だ。熱中症につながる“かくれ脱水”の名付け親でもある。


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