角川春樹さん(左)と林真理子さん (撮影/写真部・掛祥葉子)
角川春樹さん(左)と林真理子さん (撮影/写真部・掛祥葉子)
角川春樹さん (撮影/写真部・掛祥葉子)
角川春樹さん (撮影/写真部・掛祥葉子)

 1970年代、横溝正史ブームの仕掛けに始まり、「犬神家の一族」を皮切りに映画ヒット作を連発させた角川春樹さん。78歳の今も、「老いを感じたことはない」と、超人的なパワーはご健在です。作家・林真理子さんとの対談で信じられないような話が飛び出し──。

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【前編:「原田知世と松本穂香の共通点とは? 映画『みをつくし料理帖』裏話」から続く】

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林:(10年ぶりにメガホンをとった「みをつくし料理帖」が)10月16日公開ということですけど、コロナが落ち着いて、ナイスタイミングでの公開という感じになればいいですね。

角川:日本をおおっていた暗雲が取り払われて、「雲外蒼天」(雲を突き抜けた先の青空)という状況で公開したい。ただ、コロナに関しては、話すと長いから結論だけ言うと、前に林君も行った明日香宮(北軽井沢)で、毎月、1回目、2回目、3回目と3回神事をやって、5月7日に終息させてしまったんだ。

林:コロナをですか? 社長が?

角川:うん。それは確信を持ったね。コロナとセットになって、実は地震もあるんだ。

林:えっ、地震が来るんですか?

角川:ただ、地震も、7月6日、7日の七夕に完全にとめるための神事をこのあいだ明日香宮でやったから大丈夫。そのあともう一回、秋から冬にかけてコロナの第2波が来る。これもとめなきゃいけない。だから今年は一年中働かされるなと思ってるんだ。

林:社長、よろしくお願いしますよ。ちょっと信じがたいお話ですけど。

角川:勝手なことをマスコミだとか医者が言ってるけど、一つも当たってないわけだよね。オーバーシュートも都市封鎖も医療崩壊もなかった。それは、そうさせないために自分はやってきたと思ってるわけ。

林:ふーむ……。

角川:自分で、俺は一体何者なんだろうと思う。自分自身でいちばん向いてるのはクリエーター、つまり編集者であり映画の監督であり製作の仕事で、それがいちばん好きなことなんだけど、自分が好きでもないのに、70億以上の人間が地球上にいる中で、自分だけがそういう能力を持ってしまった。一体なぜだろうと思う。「今年、オリンピックはない」ということは、1月の段階で社員に言ってたし。

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