映画「新聞記者」主演女優のシム・ウンギョン 子役時代に覚悟を決めた母の言葉 (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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映画「新聞記者」主演女優のシム・ウンギョン 子役時代に覚悟を決めた母の言葉

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中村千晶週刊朝日
シム・ウンギョン (撮影/写真部・小黒冴夏)

シム・ウンギョン (撮影/写真部・小黒冴夏)

シム・ウンギョン (撮影/写真部・小黒冴夏)

シム・ウンギョン (撮影/写真部・小黒冴夏)

 映画「新聞記者」で第43回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞したシム・ウンギョンさん(26)。日本で活動して3年。インタビューもすべて日本語でこなす。才能ある努力家の横顔に迫った。

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「本当にまだ夢を見ているようで、実感がないんです」

 瞳を丸くしながら、今年3月の日本アカデミー賞受賞について語るシム・ウンギョンさん。官邸が隠す疑惑に迫り、国民に真実を伝えようと奮闘する記者を演じた「新聞記者」は、自身の最優秀主演女優賞のほか最優秀作品賞、松坂桃李さんに最優秀主演男優賞をもたらす快挙となった。

 最新作「椿の庭」(来年公開予定)では、四季折々の美しい自然に囲まれた古民家で祖母(富司純子)と暮らす大学生を演じている。写真家・上田義彦氏の初監督作でもある。

「撮影には1年ほどかかりました。そこまで長い期間で撮影した作品は初めてで、上田さんの美しい世界観をみなさんに見ていただきたいと思っています」

 それにしても日本語が流暢(りゅうちょう)だ。本人は「まだまだです」と謙遜するが、自粛期間中もずっとオンラインで日本語のレッスンをしていたという。

「来年、日本アカデミー賞で司会という大役をいただいたので、ものすごく緊張しています。これからも日本で活動するために、もっと上達させないと」

 1994年、韓国・江陵(カンヌン)で生まれた。父は事業家で母は専業主婦。5歳上の兄がいる、ごく普通の家庭だったという。

「私はとてもシャイで他人の前では全く話せず、すぐに母の後ろに隠れるような子どもでした。ただ家族や親戚の集まりではみんなの前で歌ったり踊ったりしていました」

 演技を始めたのは9歳のときだ。

「母が私のシャイな性格を心配して演技学校に通わせたんです。自分の意見をちゃんと表現できるようになってほしい、と」

 半年間のレッスン期間を経て、最初に受けたドラマのオーディションで即合格。9歳でデビューした。家族でソウル市に越したのもこのころだ。


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