作家・保阪正康「指導者はファシズムの認識を」 コロナ禍日本の「二つの絶望」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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作家・保阪正康「指導者はファシズムの認識を」 コロナ禍日本の「二つの絶望」

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 作家の保阪正康さんがコロナウイルス感染拡大に、この国の人間は「二つの絶望」を味わっているという。

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 コロナの感染拡大は、社会学的な視点で見れば、不可視の不気味な存在が人類への挑戦を突きつけたというように思えます。

 感染症といえば、エボラ出血熱など、まずは発展途上国で発生して広がるのが、今回は経済的に発展している国にまず流行して、途上国に移っていった。そして、ウイルスの細菌学的な解明はされていない。21世紀の今に正体不明な現象が起きています。

 人類史の発展の上で、われわれはあらゆる意味で地球を自分たちのものとしてコントロールしてきたわけですが、コロナはそれに待ったをかけて、状況を点検しなさいという大きな警告をしているのではないでしょうか。

 このコロナ現象を克服する、あるいは対症療法的な最良の方法は、政治的に言えばファシズム体制。移動はできない、商売はできない、人と接するな、というファシズム体制と共通した方法が有効性を持ちます。

 問題なのは、これはファシズム体制だということを政治指導者が自覚しているのかということ。感染を防ぐために、一時的にこの体制で我慢してもらい、こう闘うんだという指導者の意思を示さなくてはいけない。安倍首相はその意識を持っていないと思います。


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