「ネット上では私の家族までもが誹謗中傷され、会社や自宅を直接訪れての迷惑行為も多発しています。ここまでやって叩かれたら、悲しくてやりきれない。政府からまたマスクの納入を頼まれたとしても、もうやりたくありません。ベトナムからはフェイスシールド、ゴーグル、マスク、全身防護服、手袋、くつカバーのセットを100万着入手する目途が立っていましたが、それも止めています。今回、根拠のない誹謗中傷や迷惑行為をした人たちには法的措置を考えています」(同)

 思わぬかたちで波紋が広がっているマスク騒動。多くの人の疑念を晴らすためにも、政府の情報公開が欠かせない。

(本誌・吉崎洋夫)

※週刊朝日オンライン限定記事

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吉崎洋夫

吉崎洋夫

1984年生まれ、東京都出身。早稲田大学院社会科学研究科修士課程修了。シンクタンク系のNPO法人を経て『週刊朝日』編集部に。2021年から『AERA dot.』記者として、政治・政策を中心に経済分野、事件・事故、自然災害など幅広いジャンルを取材している。

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