中島:僕が誕生日のとき(3月13日)も、ちょうど日記の順番が紫耀で、「ハッピーバースデー!」って書いてあって。続けて、「雪が降りました。そんな中、僕は一人で寂しく、髪を切りに行きます」みたいなことが書いてあった(笑)。

平野:アハハハ。健人君の文からは、ちょいちょい疲れが滲み出てるときがあるんですよね。いっぱい書いてくれてる日もあれば、2行だけの日とか(笑)。そんなときは、疲れてるんだろうなあ~とか思って。交換日記を続けてると、相手の体調がわかるっていうのが面白いかも。

中島:ハハハ。字数で体調がわかるっていうね。でも(交換日記を)やってて、バディになってきてる感あるよね。

──二人がバディに求めることはどんなこと?

平野:足りてないところを埋めてくれること。一緒にいる安心感とか、頼りになるところとかも大事だと思うけど、穴埋めも大切なことだと思うから。

中島:僕はリスペクト。といっても、武骨なリスペクトは今の時代にはいらなくて、お互いに認め合って、素直に肯定し合うことがバディの理想像だと思う。何かを作り上げる上において、基盤となるのは人々の信頼。加えてそこに熱がないと、いいものが生まれない。だから情熱的なものはどうしても求めちゃうかな。

──お互いに、相手はどんな存在?

中島:僕にとって紫耀は、太陽みたいな存在。熱さもそうだけど、何より明るさと人柄。僕はどっちかというと太陽族じゃない。

平野:嬉しいです。自分ではあんまり明るいと思ったことはないんですけど、気づいてないところを見てもらえるのは嬉しい。それでいくと、僕にとっての健人君は月ですね。主張やアピールはせず、陰でそっと支える感じ。例えば、女性スタッフさんの服のチャックが開いてたとする。本人に直接言うと傷つくかもしれないから、違う女性のスタッフさんに言って気づかせるみたいな。そういうちょっとした気遣いがすごい。何にしても細かい気遣いがある。

中島:ありがとう。僕も26歳になったから、かつての10代のときのような勢いだけじゃなくて、そろそろ思慮深さみたいなものが大事になってくるかなと。夜になったら照らしにいくような存在になれたらいいな。

平野:ゴホゴホッ(突如むせる)。

中島:おい大丈夫か? (ペットボトルの水を差し出して)ほら、飲みな。

平野:ありがとうございます。ほら、陰で支えてくれる月でしょ?

中島:ハハハ。

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