「汚部屋老人」にならないための“60歳からの片付け術” (2/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「汚部屋老人」にならないための“60歳からの片付け術”

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赤根千鶴子週刊朝日#シニア
※写真はイメージです (Getty Images)

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ひとり暮らしなら、手持ちの食器はこれだけあれば足りる! (週刊朝日2020年4月10日号より)

ひとり暮らしなら、手持ちの食器はこれだけあれば足りる! (週刊朝日2020年4月10日号より)

本の整理と片づけ・6つの手順 (週刊朝日2020年4月10日号より)

本の整理と片づけ・6つの手順 (週刊朝日2020年4月10日号より)

 若いころに食器をたくさん買ったりして複数の食器棚を持っている場合もある。

「でもその食器棚に収納しているのが、いまはほとんど使わない食器だったり、結婚式の引き出物でいただいたけれど未使用の食器だったりするのでしたら、何も食器棚を複数持ち続けることもないのです。もし家に食器棚が二つあるのであれば、一度食器を全部取り出してみて、現在よく使うものをひとまとめにしてみるといいと思います。そして収納し直すと、実はひとつの食器棚だけで十分とわかり、不要な食器棚も食器も減らすことができます」

 この方式で不要な家具、洋服、食器などを処分していくと、無駄なものはだいぶ減らすことができる。

「私は2年くらいかけてゆっくり行いました。いろいろな方の“片づけ本”を読んで、皆さんの考え方をブレンドしながら『私はこういうふうに片づけて、こういうふうに暮らそう』ということをイメージしながら整理していくのが一番です。自分にとって心地よい暮らしづくりは、思い立ったら誰でもできるんですよ」

 生活研究家の阿部絢子さんも、人生後半の片づけにとって一番必要なのは「人生設計」だと語る。

「人間は永遠に生きられるわけではないのですから、時間を大事に使って生きることが大切です。モノが散らかっていてどこにあるかわからなくて、それを捜すのに時間を費やしたりするのは、とてももったいない。では自分の暮らしにとって最低限必要なものは何だろう。そう考えるところから、自分の『基本的な暮らしの仕組みづくり』を始めるべきです」

 朝起きたときから夜眠るまで、自分は家の中のどこで何をし、何を使っているだろうか。自分の暮らしに日々関わっているものを炙り出し、モノの要・不要を考えてみるのだ。

 阿部さんは要・不要の判断基準は五つあるという。

「『5年以上使用していない』『何年もさんざん使用して、デザインや機能が古くなった』『修理して使用できるが、費用がかかる』『存在すら忘れていた』『未練や物語がない思い出の品』。このうち二つでも当てはまるようなものは、残すべきではないと思います」


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