ベッドをポンポンたたき「お前はいつも俺の隣だろ?」と囁(ささや)く天堂。佐倉がナースを辞めると告げれば抱きしめて止める。
そして「お前は……」と振り返り、ためてためて~のビシッ。「天堂担(当)だろ?」。顔が佐藤健でも、うっかり虚無モードになる「だろ、だろ」攻撃なんなの。
これが少女漫画的イケメンなんだとはいえ、「人志松本のすべらない話」でずっとすべり続けるGACKTを見ているような居心地の悪さが止まらない。勝手にすべらされている佐藤健がホント気の毒。
物語的には新米ナースの成長と共に、ドSな「魔王」がどんどんデレる展開になるんだろうけど、最終回までに視聴者がどれだけ生き残っているのか。まずはその救命を急いで!
※週刊朝日 2020年2月7日号
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