沢尻エリカの「帰蝶」に未練も? ”大河通”の「麒麟がくる」の楽しみ方 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)
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沢尻エリカの「帰蝶」に未練も? ”大河通”の「麒麟がくる」の楽しみ方

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上田耕司週刊朝日
その高い演技力を評価する声は多い沢尻被告(c)朝日新聞社

その高い演技力を評価する声は多い沢尻被告(c)朝日新聞社

時代劇初挑戦の川口春奈。「麒麟がくる」は女優の成長物語としても楽しめる(c)朝日新聞社

時代劇初挑戦の川口春奈。「麒麟がくる」は女優の成長物語としても楽しめる(c)朝日新聞社

 沢尻エリカ被告(33)の降板による再撮影で、2週間遅れでスタートしたNHK大河ドラマ「麒麟がくる」。代役に抜擢された川口春奈(24)は、織田信長の正妻の帰蝶役を演じる。初回は視聴率もよく、評判は上々だ。

【写真】時代劇初挑戦の川口春奈

 大河通で知られる上智大学新聞学科の碓井広義教授(メディア文化論)は、初回を見た感想をこう語る。

「久々に歴史ドラマの王道が帰って来たなという感じで、面白かった。『いだてん』は機関銃のようなセリフとものすごく短いカットを積み重ねていく編集でしたが、『麒麟がくる』は真逆です。たっぷり、ゆったりしているので、落ち着いて見られる」(同)

 特に、碓井教授は主演の長谷川博己(42)を絶賛する。

「いい年齢なんだけど、時おり少年のような純な表情になったり、ある時は中年男の思慮深さみたいなものがにじみ出たり。定番の光秀のイメージはちょっと脇に置いといて、(長谷川演じる)新たな光秀の人生を楽しもうと思ってますよ」

 注目の川口春奈の演技はどうか。

「もしかしたら画面の中に沢尻がいたのかと思うと、ちょっと寂しさを感じました。私は女優としての沢尻をかなり前から評価しているんですよ。出世作となった『パッチギ!』や竹内結子と共演した『クローズド・ノート』を見て、ああいい女優さんが出てきたなと思っていたから」

 沢尻被告は昨年11月、麻薬取締法違反で逮捕され、12月6日に保釈された。撮り終えていたおよそ10話分の出演は再撮影されたという。沢尻被告の違約金はCMなども含めると10億円とも報じられた。

 沢尻被告が演じるはずだった帰蝶(濃姫とも呼ばれる)は美濃の大名・斎藤道三の娘で、明智光秀とはいとこ。尾張の大名・織田信長に嫁いだ。第1話では、帰蝶は戦をすると知り、嫁ぎ先から馬に乗って、父のもとに駆けつけた。そして、戦をするなら自分も軍勢に加えてくださいと、父に申し出るが、父からは嫁に出した娘に助けてもらうつもりはないと断られた。「エリカ様」だったらどう演じただろうか。

「帰蝶は気性が激しく、一筋縄ではいかないお姫様。沢尻だったら、凛とした美しさを演じられたと思います。歴史上ナゾの多い存在ではありますが、これまでの小説やドラマだと、『マムシと言われた道三の娘だぞ』というように毅然とした態度をとり、夫の織田信長に対しても簡単には手を出させない、気が強く、自分を持った女性として描かれています。従順とはかけ離れたイメージが帰蝶の魅力なんです。フランス人の母を持つ沢尻は異次元な美しさで、これまでの人物像を超える帰蝶を見せてくれたのではないか。そう思うと見る側としては残念ですよね」(碓井教授)


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