■大場正明(映画評論家)


評価:★★★ なかなかGOOD!
ヘッジズ監督は、意外な展開によって家族が溝を埋めようと懸命になる物語を作るのが上手い。限定された時間が、母親と息子それぞれの葛藤を際立たせる。薬物依存症と向き合う家族の深い苦悩がひしひしと伝わってくる。

■LiLiCo(映画コメンテーター)
評価:★★★★ 超オススメ、ぜひ観て
立ち直るために家族が奮闘する物語にはさまざまな描き方がありますが、これは激し過ぎず、でもどこか登場人物と同じ不安を感じさせる空気感。犬にヨーグルトのシーンからずっと涙が止まらなかった。皆の演技が光る!

■わたなべりんたろう(映画ライター)
評価:★★★ なかなかGOOD!
中盤までの日常を淡々と描写していくのが、ドラッグが日常に潜む闇であることを描いていて素晴らしい。だからこそ、その後の通常のスリラーになってしまう展開が残念。主人公と家族の描写でじっくり描けただろう。

週刊朝日  2019年5月31日号