男子マラソンの日本記録保持者、大迫傑(ナイキ)が日本選手権1万メートルの出場を巡り、ツイッターで日本陸上競技連盟にかみついた。
今年6月の日本選手権に出場するためには通常、昨年1月1日から今年5月6日までに28分20秒00の参加標準記録を突破しなければならない。
27分台の自己記録を持つ大迫だが、最近はマラソンに集中していることもあり、参加標準記録を突破していない。そこで、参加資格の項目にある「日本陸連強化委員会が特に推薦する競技者」という推薦枠での出場を陸連に打診した。
だが、「推薦できない」との回答があり、大迫は4月23日、ツイッターで陸連批判をこう繰り広げた。
「陸連強化委員からの[大迫くんが日本選手権でいい走りをするとそれに負けた選手のランキングが下がり、不平不満が出るから]という理由でした。すごい理由だな。笑笑」
「どういう選手が推薦出場に値するのかちゃんと明記して欲しいですね」
さらに「以前から強化委員所属チームの選手が陸連合宿に優先参加出来たり、(中略)そろそろ陸連を私物化するのはやめた方がいいと思う」と批判はエスカレート。元陸上選手の為末大さんらが賛同のツイートをするなどファンも巻き込んで大きな話題となった。