根尾を指名した某球団のスカウトは「根尾は素材型です。将来は球界を代表する選手になれる可能性を十分に秘めていますが、即戦力かと言えばそうではない。高校で投手と野手の二刀流だったので、遊撃の守備は基礎の段階から覚えることがたくさんある」と指摘する。

 そのうえで「藤原、小園もそうですが、打撃もプロのスピード、変化球のキレに慣れるために時間が必要です。ファンは1年目から活躍を期待するかもしれませんが、怪物と言われた清原(和博)、松坂(大輔)が別格なんです」と強調する。

 根尾、小園、藤原は走攻守3拍子揃っているプレースタイルが共通している。前人未到のトリプルスリー3度を達成したヤクルト・山田哲人は高卒1年目の11年にレギュラーシーズンで公式戦出場の機会はなかったが、2軍で力をつけてCSで「1番・遊撃」でスタメンに抜擢された。

 首脳陣は各選手の成長速度を注視している。シーズンは長い。焦らず目の前の課題を乗り越えていけば、根尾、藤原、小園にもチャンスは十分にあるだろう。(春日哲也)
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