津田大介「新たな局面を迎えたサイバー戦争」 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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津田大介「新たな局面を迎えたサイバー戦争」

連載「ウェブの見方 紙の味方」

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津田大介週刊朝日#津田大介
津田大介(つだ・だいすけ)/1973年生まれ。ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。ウェブ上の政治メディア「ポリタス」編集長。ウェブを使った新しいジャーナリズムの実践者として知られる。主な著書に『ウェブで政治を動かす!』(朝日新書)

津田大介(つだ・だいすけ)/1973年生まれ。ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。ウェブ上の政治メディア「ポリタス」編集長。ウェブを使った新しいジャーナリズムの実践者として知られる。主な著書に『ウェブで政治を動かす!』(朝日新書)

ハノイでの米朝会談を終えホワイトハウスに戻ったトランプ米大統領 (c)朝日新聞社

ハノイでの米朝会談を終えホワイトハウスに戻ったトランプ米大統領 (c)朝日新聞社

 中間選挙の直前には、サイバー軍が政府機関と連携して、工作員に直接警告メッセージを送る作戦を開始したことを明らかにしている。

 今回ワシントン・ポストが報じたサイバー軍の作戦は、この戦略を踏襲したものだ。従来に比べ攻撃的な性格が強く、IRAによる世論操作を未然に防ぐための「先制攻撃」と見ることもできる。同紙によれば、この作戦はトランプ大統領の承認を得て、通常作戦として実施されたものだという。

 これまでも政府主導のサイバー攻撃はしばしば行われてきたが、その作戦は秘密裏に実施され、政府の関与も否定されることが一般的だった。今回の作戦は「反撃」という側面が強いとはいえ、政府主導のサイバー攻撃を当局者が認めた点で、従来より大きく踏み込んだものといえるだろう。

 情報戦争、サイバー戦争は新たな局面を迎えることになるのかもしれない。

週刊朝日  2019年3月15日号


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津田大介

津田大介(つだ・だいすけ)/1973年生まれ。ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。ウェブ上の政治メディア「ポリタス」編集長。ウェブを使った新しいジャーナリズムの実践者として知られる。主な著書に『情報戦争を生き抜く』(朝日新書)

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