【平成15年頃】


■「冬ソナ」聖地の名物料理にヨン様ファンが舌鼓 「ダッカルビ」
韓国ドラマ「冬のソナタ」が日本で放送されたのは、平成15(2003)年。主要舞台である韓国・春川に、日本人ファンが大挙押し寄せた。彼女たちが舌鼓を打ったのが、名物料理のダッカルビ。鶏肉、キャベツ、サツマイモなどを、甘辛のタレで炒めたものだ。そうして日本で流行して十数年後、今度はチーズダッカルビがブームを起こした

「KollaBo 新大久保店」※ダッカルビ1280円、チーズダッカルビ1380円
東京都新宿区大久保1-15-11 ネクストビル1・2F/営業時間:11:00~22:20食事L.O./定休日:なし

【平成19年頃】
■富山の郷土料理がビールの広告で全国区に 「ぶりしゃぶ」
「氷見(富山県)の寒ブリは脂ののりがよくて、包丁がベトベトになるくらい。刺し身で食べるより、しゃぶしゃぶにして脂をちょっと抜くほうがいいんだよ」と、富山に本店を持つ「しゃぶしゃぶ芋つる新橋店」の徳山実総料理長。寒ブリの最良の食べ方は、平成19(07)年のキリン一番搾りのCMに登場し全国に広まっていった

「しゃぶしゃぶ 芋つる新橋店」※海洋深層水を使っただしで作る、氷見の寒鰤のしゃぶしゃぶ2800円
東京都港区西新橋1-21-8 弁護士ビル1F/営業時間:11:00~14:00L.O.、17:00~21:00L.O./定休日:土日祝

【平成20年頃から】
■別名「中尾鍋」、リーマンショックの不況も後押し 「ミルフィーユ鍋」
白菜と豚バラ肉というシンプルな材料だが、肉のうまみがだしにたっぷり出て、味の染み込んだ白菜は最高! 俳優・中尾彬さんが学生時代から作っていて、テレビでも注目されていたレシピで、“中尾鍋”という名称は知らなかったものの、この鍋に魅せられた店長が専門店をオープンさせた

「鍋処 悠 HALKA」※ミルフィーユ鍋1人前1680円(注文は2人前から)。鍋の締めは蕎麦が人気。鰹ベースのだしによく合う(1人前350円)
東京都新宿区歌舞伎町2-11-4新宿Lee3ビル4F/営業時間:火~土19:00~翌3:00L.O.、日18:00~23:00L.O./定休日:月祝

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