安田顕「特に野心はないけれど…」叶えたい夢とは? (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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安田顕「特に野心はないけれど…」叶えたい夢とは?

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菊地陽子週刊朝日
安田 顕(やすだ・けん)/1973年生まれ。北海道出身。北海道で、演劇ユニットTEAM NACS結成。舞台、ドラマ、映画などを中心に、全国的に幅広く活動。2019年は映画「ザ・ファブル」、NHK連続テレビ小説「なつぞら」への出演が決定している [撮影/写真部・東川哲也、ヘアメイク/西岡達也(ラインヴァント)、スタイリスト/村留利弘(Yolken)、衣装協力/マンド、カイコー]

安田 顕(やすだ・けん)/1973年生まれ。北海道出身。北海道で、演劇ユニットTEAM NACS結成。舞台、ドラマ、映画などを中心に、全国的に幅広く活動。2019年は映画「ザ・ファブル」、NHK連続テレビ小説「なつぞら」への出演が決定している [撮影/写真部・東川哲也、ヘアメイク/西岡達也(ラインヴァント)、スタイリスト/村留利弘(Yolken)、衣装協力/マンド、カイコー]

「映画って、悲しみや愛情を、台詞や表情のような“芝居”だけじゃなく、景色とかアクションとか仕草とか、いろんな方法で描くことができるから、素敵だなと思うんです」

 安田顕さん主演の映画「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。」は、宮川サトシさんの自伝エッセイ漫画が原作。大好きな母親をがんで失った、マザコン気味の息子と、彼を取り巻く人々のその後の日々がユーモラスに描かれている。「日日是好日」の大ヒットも記憶に新しい大森立嗣(おおもりたつし)監督がメガホンを取った。

「事前に監督から、息子二人とその父親が、琵琶湖で思いの丈を叫ぶシーンと、僕が走るシーンの二つが、この映画の肝だと説明を受けました。『スティーヴ・マックイーンが走っているシーンが、映画の中で一番かっこいい』というのが、監督の持論みたいで(笑)、母ちゃんが走ったのと同じ道を走るシーンを、全力でやりました。でも疲れたのか、走った次の日、後ろに倒れてしまって、たんこぶができました(笑)」

“身内の死”とは、誰もが経験するもの。この映画では、大切な人の死は、残された人たちが、たくましく生きていく上でのエネルギーになることを強く感じさせてくれる。

 3年前、42歳のときに、「俳優 亀岡拓次」で映画初主演を果たした。主演はこれで4本目だ。

「プロフェッショナルな人たちと共同作業をしながら、非日常的な経験ができる今を、俳優としてはすごく幸福に感じています。でも、この先俳優としてどうありたいかとか、そういうことは全く考えていなくて……。昔から、一度始めたことを途中でやめるってことができないたちなんです。小学校の頃に、算盤と書道を習っていて、周りは、算盤なら3級、書道なら初段になった直後に、みんなやめていって、中学まで続けたのは僕だけでした。不器用なせいで、どちらもなかなか上達しなかったせいもあるんですが、自分で決めて始めたことに、『もういいか』とは思えない。大して努力していたわけでもないのに、変ですよね。あ、でも大学卒業後に就職した会社には、どうしてもなじめなくて、すぐ辞めてしまいましたけど(苦笑)」


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