「勇者ヨシヒコ」「銀魂」ヒットは“ヨメ”のおかげ? 福田雄一が明かす

2019/01/22 16:00

福田雄一(ふくだ・ゆういち)/1968年、栃木県生まれ。90年、劇団「ブラボーカンパニー」を旗揚げ。フリーの放送作家として「笑っていいとも!」「SMAP×SMAP」など多数の人気バラエティー番組を手掛ける。2009年に自身の舞台を映画化した「大洗にも星はふるなり」で映画監督デビュー。主な作品に映画「銀魂」シリーズ、「変態仮面」シリーズ、ドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズなど。「週刊現代」で、専業主婦の年下“鬼嫁”との暮らしなどを綴るエッセーを連載中。20年、監督映画「ヲタクに恋は難しい」が公開予定 (撮影/写真部・片山菜緒子)
福田雄一(ふくだ・ゆういち)/1968年、栃木県生まれ。90年、劇団「ブラボーカンパニー」を旗揚げ。フリーの放送作家として「笑っていいとも!」「SMAP×SMAP」など多数の人気バラエティー番組を手掛ける。2009年に自身の舞台を映画化した「大洗にも星はふるなり」で映画監督デビュー。主な作品に映画「銀魂」シリーズ、「変態仮面」シリーズ、ドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズなど。「週刊現代」で、専業主婦の年下“鬼嫁”との暮らしなどを綴るエッセーを連載中。20年、監督映画「ヲタクに恋は難しい」が公開予定 (撮影/写真部・片山菜緒子)
福田雄一さん(左)と林真理子さん (撮影/写真部・片山菜緒子)
福田雄一さん(左)と林真理子さん (撮影/写真部・片山菜緒子)

“コメディーの奇才”として映画やドラマ、舞台など幅広い分野で活躍される福田雄一さん。映画「銀魂」をはじめ、次々とヒット作を連発する売れっ子ですが、その裏には“鬼嫁”の存在がありました。作家の林真理子さんが迫ります。

【福田雄一さんと林真理子さんの2ショットはこちら】

*  *  *
福田:お嬢さまで、社会人経験がなくて、「そんな会議、出なくていい」みたいなことも平気で言います。僕は、「在宅ヤクザ」って呼んでるんですけど(笑)。

林:でも、しょうがないですね。愛しちゃってるから。奥さん、福田さんのタイプど真ん中なんですって?

福田:そうなんです。身長150センチ足らずで童顔で、ガチなタイプなんですよね。僕のほうからガーッといっちゃった結婚なんで、ヨワいんですよ。僕が30歳で、彼女が大学生のときに結婚しちゃって。

林:でももしかして、奥さん、ミューズ(女神)かもしれないですよ。

福田:うーん、彼女は、ワガママを言ってるのか本気で言ってるのか、わからないことがけっこうあるんです。ドラマとか映画の仕事が順調に来るようになって、波に乗ってたときに次男を妊娠したときも、「生まれる前の2カ月と生まれたあとの4カ月、完全に仕事を休んでください」って言われたんですよ。

林:売れっ子の波が来てるときに!

福田:それで、8月の終わりにやることが決まっていた舞台の仕事以外全部お断りするようにしたんです。「書き仕事もしちゃダメ。打ち合わせも一切ダメ」って言われて。

林:えー! それもダメなんですか。

福田:はい。書くこともなくなっちゃったから、朝からテレビ見るしかないんですよ。そして毎晩、てっぺんぐらいの時間(午前零時)になるとお説教タイムが始まるんです。

林:コ、コワそ~(笑)。

福田:「あなたの最近の仕事の仕方が気に入らない。あんたみたいなクソ作家が、映画とかドラマを並行しながら書いていて、それをやらされる役者が可哀想だ」という話を毎晩するんです。だけどそれは自分にも若干思い当たるフシがあって。そのとき唯一決まってた仕事が、テレ東の深夜枠の「勇者ヨシヒコと魔王の城」(2011年)だったんです。時間もあるし、研究を兼ねていろんな深夜ドラマを見てると、「予算がないんだから、こんなのしか作れないのはあたりまえです」みたいなドラマばっかりで、沸々と怒りが湧いてきて。そんな怒りや不満もぶち込んで考えた企画が、「勇者ヨシヒコ」だったんですよ。全12話、脚本も監督もやったこのドラマがバカヒットして、そこから今のような仕事がいただける流れになったんです。

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