紀州のドン・ファン怪死事件 和歌山県警が追う消えた2億円と55歳年下、新妻の代表取締役就任の謎 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

紀州のドン・ファン怪死事件 和歌山県警が追う消えた2億円と55歳年下、新妻の代表取締役就任の謎

このエントリーをはてなブックマークに追加
今西憲之週刊朝日
妻のSさんと野崎さん

妻のSさんと野崎さん

A社の登記簿 ※画像の一部を加工しております

A社の登記簿 ※画像の一部を加工しております

B社の登記簿 ※画像の一部を加工しております

B社の登記簿 ※画像の一部を加工しております

 平成最後となる今年5月、「紀州のドン・ファン」として知られた資産家、野崎幸助さん(享年77)が覚せい剤過剰摂取により謎の死を遂げた事件は、ワイドショーを釘付にし、そのミステリーの謎解きにお茶の間は夢中になった。

【画像】55歳年下妻Sさんが就任した会社登記簿はこちら(全2枚)

 和歌山県警は、和歌山県田辺市にある野崎さんの会社や自宅、東京などにある関係者宅を何度も家宅捜索するなど大がかりな捜査を展開したが、今も解決には至っていない。

 野崎さんは生前<美女4000人に計30億円>を費やしてきたと著書で豪語しており、20~30億円の遺産があるとみられる。

 野崎さんと生前、親しかった知人が本誌にこう打ち明けた。

「社長(野崎さん)の2億円の現金が見つからないのです」

 長者番付が公表されていた頃は、田辺市管内で納税額トップになったこともある野崎さん。1998年春、野崎さんは約4億円の所得を隠し、所得税約2億円を脱税していた所得税法違反(脱税)の容疑で和歌山地検に告発された。野崎さんは、重加算税を含めて約2億6千万円の追徴課税を受け、納付したという。

「社長は、貸金業の仕事でいつでも動かせるように現金を手元に置いていた。大きなお金を貸してくれといわれるとすぐに出せるようにとの思いからです。それが4億円でした。国税局に入られ、『手元の4億円がまるまる、やられたわ』とぼやいていた。追徴された約2億円をその現金で支払った後に『しゃあないから手元に置くのは2億円にしておくわ』と話していた。だが、亡くなってからその2億円がどこにもないのです」(前出の知人)

 今年6月に和歌山県警が、野崎さんの会社を家宅捜索した際、金庫などを調べたが、空っぽで現金はなかった。

「野崎社長はトランクに現金を入れ、粘着テープでぐるぐる巻きにしていた。だが、トランクの中身を見た人はいないんです」(野崎さんの会社の従業員)

 前出の知人もこう首をかしげる。

「国税でやられて残った2億円。その後貸金業で一度の大きなお金を貸す機会もなく、ずっと2億円はそのままと野崎さんは言っていた。どこかにあるはずなんだが……」


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

続きを読む

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい