“健康長寿”アンケートでわかった「認知症を防ぐ」15の習慣 (2/4) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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“健康長寿”アンケートでわかった「認知症を防ぐ」15の習慣

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週刊朝日#ヘルス
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医師が解説! 健康長寿に共通する認知症予防の項目1/2 (週刊朝日2018年11月9日号から)

医師が解説! 健康長寿に共通する認知症予防の項目1/2 (週刊朝日2018年11月9日号から)

医師が解説! 健康長寿に共通する認知症予防の項目2/2 (週刊朝日2018年11月9日号から)

医師が解説! 健康長寿に共通する認知症予防の項目2/2 (週刊朝日2018年11月9日号から)

「友人を誘い一日一日を大切に。友人とのふれあいの場を楽しみたいです」(85歳・女性)

「独りで引きこもらないで、老人クラブの活動や集会などに参加。知人との会話を積極的にしたい」(88歳・男性)

 そのほか健康のために実施している習慣は、「毎日、朝と夜に血圧測定し記録する」(72歳・男性)、「家計簿や日記をつける」(71歳・女性)など、記録をとることがあげられた。健康のための目標は、「自分でできることは自分でする」という回答が多く、自活したメリハリある暮らしが健康長寿の特徴といえそうだ。

■おさえておきたい! 認知症を招くリスク

 認知症が発症するメカニズムやリスクとの関係についてはわかっていないことも多いものの、近年では研究が進み、認知症を発症する可能性を高める病気が明らかになりつつある。

 現在考えられるものとしては、糖尿病や高血圧、アルコール、脂質異常症、脳梗塞、頭部外傷、喫煙、うつ病、難聴などのリスクが知られている。

 認知症は多因子疾患と呼ばれ、いくつもの要因が重なり合って起こる症状と考えられる。リスクが一つの場合より、二つ、三つと重なるほうが認知症の発症につながりやすい。

 しかし、毎日の生活を見直すことで、リスクは減らすことができる。認知症を予防したいなら、今できる治療や生活改善をしっかりすることが重要だ。

・うつ病
海外の研究では、うつ病があると認知症の発症リスクが2倍になるという報告がある。認知症では、脳の海馬という部分の萎縮や、アミロイドβがたまってできる老人斑、免疫や神経の障害などがみられる。うつ病になると、これらが起こりやすくなり、認知症につながると考えられている。うつ病は再発しやすい傾向があり、1回のうつ病ごとに認知症発症リスクが14%高まるという報告もある。

・糖尿病
糖尿病の人はそうでない人と比べ、認知症のリスクが1.5~2倍高いという報告がある。糖尿病になると血管に障害が起こりやすくなり、血液循環が悪くなるため脳に十分な酸素や栄養が届かなくなる。さらに、長期にわたって血管が障害されると、血管が詰まる、出血するなど脳血管の病気になりやすく、それによって脳の神経細胞がダメージを受けて認知症のリスクが高まると考えられる。

・喫煙
喫煙者は、非喫煙者の1.5倍、認知症の発症リスクが高まるという報告がある。喫煙は、呼吸器の病気だけでなく、動脈硬化や糖尿病、心筋梗塞、脳卒中などとも関係している。これらは、喫煙により血管が収縮し、血液の粘度が高まり血流が低下することで、脳の血管に障害が起こる。それにより、脳の神経細胞がダメージを受けることで認知症発症のリスクが高まると考えられている。


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