■大場正明(映画評論家)


評価:★★★ なかなかGOOD!
禁断の愛と過熱する投機には似た魔力があり、綱渡りのような状況を生み出す。自分を見失ったヒロインや男たちは、無謀な賭けにのめり込んでいく。衣装や陰影など、17世紀のオランダ絵画を意識した映像も見応えがある。

■LiLiCo(映画コメンテーター)
評価:★★★★ 超オススメ、ぜひ観て
設定や黄金時代と聞くと硬い感じがしますが、この時代だからこそ燃え上がる愛に熱くなりました。どうなるんだ? と先が気になって仕方がない。結婚生活に刺激がないと他のところに目が行ってしまうのはどの時代も同じ。

■わたなべりんたろう(映画ライター)
評価:★★★ なかなかGOOD!
話のスケールと実力派のキャストから予想される出来ではないが、意欲作として評価。製作発表から公開までに紆余曲折があった作品だが、トム・ストッパードの脚色から見えてくる、目指していたであろう地点が興味深い。

週刊朝日  2018年10月12日号