松岡修造は「くいしん坊!万才」18年! 27時間テレビでの“珍事”とは 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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松岡修造は「くいしん坊!万才」18年! 27時間テレビでの“珍事”とは

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カトリーヌあやこ週刊朝日#カトリーヌあやこ
カトリーヌあやこ/漫画家&TVウォッチャー。「週刊ザテレビジョン」でイラストコラム「すちゃらかTV!」を連載中。著書にフィギュアスケートルポ漫画「フィギュアおばかさん」(新書館)など

カトリーヌあやこ/漫画家&TVウォッチャー。「週刊ザテレビジョン」でイラストコラム「すちゃらかTV!」を連載中。著書にフィギュアスケートルポ漫画「フィギュアおばかさん」(新書館)など

(c)カトリーヌあやこ

(c)カトリーヌあやこ

 漫画家&TVウォッチャーのカトリーヌあやこ氏が、「FNS27時間テレビ」(フジテレビ系 9月8日18:30~)をウォッチした。

*  *  * 
 テニス・全米オープンで大坂なおみ選手が優勝した頃、松岡修造はフジテレビで黄金色の衣装をまとい、「しょうゆ、しょうゆ、しょうゆはスゴイ~♪」と踊っていた。

【今週のイラストはこちら】

 もちろん修造は、全米オープンの解説もしていたわけで。なんでこんな同時多発修造案件が発生したかといえば、「FNS27時間テレビ」がほとんど録画放送だったからだ。

 もうさ、録画で「27時間テレビ」って、やる意味がわからない。ひたすら録画流して、時々生放送。それ、いつもだろ。通常営業だろ。

 そんな無意味な27時間の中、唯一目が釘づけになったのは、「くいしん坊!万才 Presents 『毎時間修造』」コーナーだ。1時間に1回修造が出現し、食に関する名言を熱く語る。

 それはあたかも、大坂なおみ選手に捧げるエールのごとき言葉の数々だった。例えば「チャンスは回転寿司だ!」と修造は言う。

「どうせもう一回まわってくるからいいやって、甘ったれんじゃねぇよ。……チャンスってのはな、一度しかないんだ。本気待ちで、チャンスを掴め!」。掴んだから、なおみ!

「丁寧に心を込めて(卵を)割ったら、黄身は輝く。さあ、自分の殻を破れ! 黄身らしく輝け!」。輝いたよ、なおみ!

「納豆見てみろよ。納豆ってのは、絶対あきらめないんだ」とか、「コロッケってのはな、何度ころんでもコロッとケロッとすぐ立ち上がってくるんだよ!」とか。

 もはや食べ物も、意志持ち始めてる。修造のプロテニスプレーヤー歴12年、「くいしん坊!万才」のレポーター歴18年って、もうくいしん坊人生の方が長いんだからしょうがない。

 最も戦慄した言葉は、「どんな食べ物も修造だ!」。これが、とんでもない。

「僕は、なんとなく食べたことなんてないぞ。なぜなら松岡修造すべてが、食べ物なんだよ。だからこそ、どんな食べ物も修造なんだ」

 何が「だからこそ」なのか、まったくわからない。もう修造自体がシュールレアリスム。現代アートなんじゃないか、松岡修造。

 最後に「ありがとうございま舌!」と、めいっぱいベロを出した修造の顔は、一言でいうと「狂気」。まっすぐな狂気。もしも「27時間全部修造テレビ」が放送されたら、私の精神がガラガラと崩壊していく準備はできている。

週刊朝日  2018年9月28日号


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