投手は吉田、内野手は小園、外野手は意外なあの選手 名将が選んだ夏の甲子園2018ベストナイン! (2/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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投手は吉田、内野手は小園、外野手は意外なあの選手 名将が選んだ夏の甲子園2018ベストナイン!

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秦正理週刊朝日
吉田輝星(金足農) (c)朝日新聞社

吉田輝星(金足農) (c)朝日新聞社

「投球だけではなく、バント処理、牽制もうまい。あらゆる素質を備えている。特に準決勝の日大三戦で見せた、体勢を崩しながら二塁へ送球してアウトにしたバント処理。あれはプロのフィールディングです。足腰の強さを感じたし、相当練習をしてきているのでしょう」

 渡辺前監督いわく、「投手は投げるだけではなく、投げた後は野手である」。吉田のバント処理に、かつての名選手を重ねる。

「バント処理でダブルプレーが取れたのは、桑田真澄であり、松坂大輔だった。吉田もそのセンスがある」

 浦和学院の190センチ右腕・渡辺勇太朗も激賞する。投球フォームが大リーグエンゼルスの大谷翔平をほうふつとさせ、長身から投げ下ろすストレートが魅力だったが、準々決勝の大阪桐蔭戦で、渡辺の後を継いだ投手が打ち込まれ、敗れた。

「球のキレは抜群。それだけに準々決勝での継投は残念だった。彼と心中してもよかったと私は思いました」(渡辺前監督)

 そして、下関国際を初のベスト8に導いた鶴田克樹も名前が挙がった。

「間の取り方がすばらしい。マウンドで長く持ったり、牽制を挟んだり、日ごろから考えながら投球しているのでしょう」

 捕手では、その間の取り方も含め“賢い”選手が選ばれた。

 渡辺前監督が推したのは大阪桐蔭の小泉航平。柿木蓮、根尾昂、横川凱といった多士済々の投手陣を支え、見事優勝へと導いた。

「投手がどれだけすごくても捕手が賢くなければ持ち味は引き出せない。そういう意味では、近江の有馬諒は特徴の異なる豊富な投手陣を巧みにリードした。その意味では日大三の佐藤英雄も共通している」

 有馬と佐藤はまだ2年生。来年の活躍が待ち遠しい。

 内野手で一番に挙がったのが、大阪桐蔭の遊撃手・根尾昂。

「根尾は投手で使っても、相手の送りバントでダブルプレーを狙えるほど守備が抜群。投手としてもトップクラスだけど、私は野手として推薦したい」

 となると、二遊間でコンビを組むのが誰か気になる。

「報徳学園の小園海斗も名手。肩が強く守備範囲が広い。彼なら二塁手もできるんじゃないかな」

 準々決勝の済美戦では、1点を争う5回に、センター方向に転がった打球に横っ飛び。惜しくもグラブの下をすり抜け、勝ち越し点を許した。9回にも失策し、追加点を許した。「彼ほどの名手が捕れなかった。そこで勝敗が分かれるほどに影響力がある選手だった」と渡辺前監督は振り返った。



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