北原みのり「枝野さんの『もふもふ』力」 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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北原みのり「枝野さんの『もふもふ』力」

連載「ニッポン スッポンポンNEO」

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北原みのり週刊朝日#北原みのり#安倍政権
北原みのり(きたはら・みのり)/1970年生まれ。作家、女性のためのセックスグッズショップ「ラブピースクラブ」代表

北原みのり(きたはら・みのり)/1970年生まれ。作家、女性のためのセックスグッズショップ「ラブピースクラブ」代表

政治家好きになればよかった…?(※写真はイメージ)

政治家好きになればよかった…?(※写真はイメージ)

 政治家に詳しい友人に聞いても、こんなにきゃーきゃー言われるのは小泉進次郎くらいなんじゃないかとのこと。セレブ美形の進次郎か、くまモン系譜のえだのんか。女の熱狂は幅広い。

 2009年、民主党は「コンクリートから人へ」とマニフェストを掲げ政権を取った。その3年後に安倍さんは「日本を、取り戻す。」と言い大勝した。安倍さんの6年は取り戻す以上の強奪だったような気もする。数の論理での強引な政治と平気で嘘をつく感性。私たちは多くを失ってきた。そういう政治状況の中での「もふもふ」に、何か意味はあるだろうか。ともやもや考えていると、枝野さんが女性たちのテーブルにやってきた。「※ダイエット頑張れ※って書いてください(※はハートマーク)」とトートバッグを渡す人がいた。「ハートの書き方がわからない」と言いながらも不格好なハートマークを書くえだのんに、キャーという声があがる。

 こんな世界があるのか。私は自分が東方神起が好きだなんて、つくづく平凡だと思った。つい「私も政治家好きになればよかったな。グッズ作り放題、握手し放題、いる場所もすぐに把握できるしさ。あ、マクロンなら好きになれる」と隣の友達に言うと「いろいろ間違っているよ」と指摘された。

 しかし改めてつくづく不思議なのは、女を全く熱狂させる力もない安倍さんが、なぜここまで続けていられるかだ。早く安倍さんから、もふもふの力でこの国を取り戻してほしい。

週刊朝日 2018年8月10日号


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